社会・政治
新元号「令和」にチベット人が喝采「希望という最高の言葉」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2019.04.02 20:39 最終更新日:2019.04.02 20:39
4月1日、新元号「令和」が発表された。
SmartFLASHでは、中国のネットで「『令和』は『零和』に通じ、平和がゼロの意味に取れる」と批判の声があがっていると報じた。
それだけではない。中国では「いっそのこと元号を、中国で人気のAV女優にならって『蒼井(※蒼井そら)』あたりにしたら」などと揶揄する声さえあったと中国在住ジャーナリストが明かす。
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だが、中国と敵対するチベット人からは、「令和」に対し、歓迎の声が上がっているという。いったいどういうことか。
「『レイワ』という言葉は、チベット語で『希望』の意味です」と、チベット料理店「タシデレ」店主の黒木露讃さんが話す。
2002年から日本で暮らしている黒木さんは、元号発表の瞬間に立ち会ったのは初めて。
「私、漢字読めないから、最初は『これ、なんて言うんだろう』と思って。そしたら『レイワ』って発音するって知って、すごいびっくりした」
黒木さんの知り合いのチベット人たちも、いっせいに新元号に反応したという。
「チベット人たちの集まったグループラインがあるんだけど、みんな元号発表後は『レイワだ!』『やったね』と書き込んで喜んでいた」
黒木さんに、チベット語で「レイワ」という文字を書いてもらった。「本当にいい言葉が新元号になった、すごく嬉しい」と話す黒木さんは、これを機に、日本人にもチベットに興味を持ってもらえたら――と明るく話していた。