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トランプ大統領を追え!厳戒態勢で成果はナンパだけのトホホ

社会・政治 投稿日:2019.05.28 00:10FLASH編集部

トランプ大統領を追え!厳戒態勢で成果はナンパだけのトホホ

厳戒態勢のなか大統領を追跡!

 

 5月26日、六本木に向かう私に、カメラマンから「メラニア夫人の手しか撮れねえ」とラインが入った。本誌女性記者とカメラマンは、25日から来日しているトランプ大統領・メラニア夫人を追いかけるチームを組んでいた。

 

 カメラマンはお台場でメラニア夫人を、私は千葉県のゴルフ場からヘリで帰ってくるトランプ大統領を撮影するべく、午前中から動いていたのだ。

 

 カメラマンからの不穏なラインに、少し焦りを覚えた。事前に報道機関に与えられた情報が少なかったことから、厳戒態勢は予想できた。

 

 

 しかし、まったく写真が撮れないということは、よほど警備に隙がないのだろう。不安になりながら、トランプ大統領が乗ったヘリが戻ってくる「六本木ヘリポート」に急ぎ足で向かう。

 

 六本木にヘリポートがあること自体、今回初めて知った。六本木ヒルズの隣あたり、都立青山公園の端っこにある。「事前に下見しないと道に迷う」と聞かされていたが、グーグルマップを信用しきっていた私は、ぶっつけ本番で当日を迎えていた。

 

 その結果、忠告通り迷子になるという、悲惨な目にあうことに。周囲には警官がたくさんいて、歩道があちこち通行止めになっている。

 

 素知らぬ顔をして通ろうとしたが、警官に「すみません、家がこっちにある方以外は通行止めで……」と止められるのを何度となく繰り返す。

 

 そうこうしているうちに、時間は13時半過ぎ。遠くからトランプ大統領が乗っているであろうヘリの爆音が聞こえてきた。想定より早い。時間切れを悟り、「ヘリ撮れず!」とカメラマンにラインを入れた。

 

 まずい。このままでは、まったく何も撮れない。残すは国技館と夕食の高級居酒屋しかない。あわてて、カメラマンと両国国技館で合流する。

 

 国技館周辺は、人であふれかえっていた。入場待ちの客は手荷物検査で足止めをくらい、外まで長蛇の列ができていた。野次馬やマスコミも、隣接する旧安田庭園まで陣取って、トランプ大統領一行が来るのを待ち構えていた。

 

 事前にわかっていたのは、トランプ大統領の国技館入りは、だいたい16時50分頃であること。車が入れそうな出入り口は3つあったが、どこから入るかはわからない。

 

 3つすべてに人を配置できればいいが、チームは2人だけ。カメラマンと話し合った結果、二手に分かれてそれぞれ出入口付近で陣取ることに。報道陣が比較的多く張り込んでいる2カ所を選んだ。

 

 16時45分頃、ざわつきが聞こえてきた。「ついに来たか」と思ってカメラを構えたが、2、3分待っても車は見えない。ざわつきは大きくなるばかりで、おかしいと思った瞬間、野次馬から信じられない一言が飛び出た。

 

「ダメだ、トランプさん、なかに入っちゃった」

 

 私も外れ、カメラマンも外れ。
 よりにもよって、残りの1つの出入口から一行の車が入っていったようだ。ついてない。非常についてない。

 

 野次馬たちが動き出し、警備も緩んできたので、いったん態勢を立て直そうと隅っこへ移動した。編集部に報告を入れ、今後の動きを相談していると、突然一人の男性に声をかけられた。

 

「すいません、チケット余ってたりしません?」

 

 ダフ屋じゃあるまいし、持っているわけがない。イラつきを抑え、笑顔で「ごめんなさい、持ってないです」とやり過ごした。だが続けて「お姉さん、僕とデートしてくれませんか? 一緒にパフェ食べましょうよ」と言われ、自分がナンパされていたことに気づいた。

 

 絶対今じゃないだろ、と思いつつ、電話が来たふりをしてその場から逃走する。

 

 ここでもトランプ大統領を逃したカメラマンは、「全然撮れないし、もう俺、そこのコンビニ前でナンパしてきていい?」と大荒れ。「お前もナンパかよ」と思ったが、なだめて次の予定地である六本木に向かう。

 

 最後のチャンスは、18時半から始まる六本木の会食だ。場所は、炉端焼きの有名店「田舎家」だという情報は入手していたが、悪いことに六本木には東店・西店の2店が存在する。

 

 だが、この警備のすさまじさからして、本命の店の前には何かしら動きがあるはず。こういうときはツイッターで情報収集するのが一番手っ取り早い。

 

 検索すると「トランプさんが来るのは田舎家東店なんだね。白いテントが張ってある」というつぶやきを発見した。写真を見ると、明らかに急ごしらえの白いテントが写っている。つぶやいてくれた人に感謝し、店の前まで移動した。

 

 店の周辺は、交通規制で足止めを食っている一般人や、大量のマスコミでごった返していた。デート中のカップルや観光客らしき外国人が、迷惑そうな顔で警備を見ており、実際に警官に食ってかかる人間もいた。

 

 周囲のビルの非常階段にも警察官がいて、上方からの撮影はできない。そうこうしているうちに大統領一行の車が到着したが、群衆にまぎれて何も見えない。大統領、ついにここでも撮れず……。

 

 結局、食事を終え、ホテルに戻るトランプ大統領の車は撮れたが……もちろんそれはただの車だ。ヤケ気味のカメラマンは、「いやあ、ムカつくわ。俺もうそこらへんでナンパして帰ろ」と言い残し、六本木の町へ消えていった。一人取り残された私は、夜遊びする気力もなく、さびしく家路についたのだった。

 

撮れたのはメラニア夫人の手だけ…

 

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