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N国党首・立花孝志の独占告白90分「マツコ騒動で月収は1000万円に」

社会・政治 投稿日:2019.09.11 06:00FLASH編集部

N国党首・立花孝志の独占告白90分「マツコ騒動で月収は1000万円に」

 

 参議院議員会館403号室。NHKから国民を守る党(N国)党首の立花孝志氏(52)の事務室には、電源がオフの24インチ液晶テレビがポツンと置かれていた。

 

「テレビは見ないので必要ないんですが、マスコミさんが取材撮影のために欲しいということで、しかたなく設置することにしました。

 

 

 NHKの好きな番組? 久しく見ていませんが、昔の大河ドラマが好きです。『独眼竜 政宗』(1987年)や『武田信玄』(1988年)には、夢中になりました。それと在職中、うつ病になったので、そのときは関連するNHKの健康番組をよく見ました。

 

 ピエール瀧さん事件のとき、『いだてんに影響?』という見出しを見つけ、伊達政宗も韋駄天の異名があったから不思議に思っていたところ、『いだてん』とは、いまの大河ドラマだと知って驚きました。

 

 チコちゃん? なんですか、それ。『ボーっと生きてんじゃねーよ!』ですか? そういえば事務所スタッフがそんなセリフを言ってましたね。あいつ、NHK見てるんだ」

 

 7月の参院選挙。比例代表で約99万票を獲得して1議席を得たN国の党首が、お笑い芸人やタレントとのバトルで、話題になっている。初のロングインタビューで、その人物像に迫った。

 

「NHKの入局志望動機は『企業として安定していること』と、『公共のための仕事がしたかったから』です。そして『受信料制度は素晴らしい』と、不払いの人たちに伝えたかった」

 

 驚くことに、当時は受信料制度に賛成で、NHK愛もあった。しかし組織的に裏金を作り、私的流用していた事実を知り、闘うことに。

 

「組織的に、取引先に水増し請求してキックバックさせたり、飲み代の付け替えをしていました。これは犯罪。『告発せざるを得ない』と思い、私が経理担当として同行したソルトレーク五輪(2002年)で300万円の裏金が作られたことを、2005年に『週刊文春』で実名告発しました。

 

その『週刊文春』に『N国 立花孝志 カネと女と躁鬱』と書かれました(苦笑)。しかし、ネット(『文春オンライン』)の見出しの、『N国・立花党首<ひとり放送局>に詐欺行為の疑い』は、疑いで書くなよ、です。訴訟を起こします」

 

 NHK内部から不正をただそうとしたが、ほかの職員らから声が上がることもなく、断念。心労も重なり、うつ病に。「退職して少し休み、外から変えていかざるを得ない」と決断した。

 

「“休憩中” は趣味のパチンコで、日々の糧を得ていました。参院選挙前の3月まで、『海物語』を打っていました。もちろん、勝ちました」

 

 本誌は2005年に、NHK退職後はパチプロになり、ドル箱を積み上げる立花氏を取材。「等価交換のホールでみっちり打ちます」と、当時は気迫がみなぎっていた。記事では、「夫婦で月に500時間打って純利益は100万円。これまで7000万円は勝っています」と豪語していた。

 

 臥薪嘗胆していた立花氏だが、2009年のNHK受信料裁判で、政治の道に。

 

「裁判所が、受信料の(是非の)判断を下せないとしたんです。つまり、受信料については政治マター。当時の民主党が、理解を示してくれたので応援。蓮舫さんにも会いました。

 

 さらに橋下徹さんにも、『スクランブル化をしませんか』と聞きましたが、『今のところはやる気はありません』と言われたので、『それなら自分でやるしかない』と、2013年6月に党を立ち上げました。

 

 当選しやすい地方議会に的を絞り、2回落選しましたが、2015年の船橋市議選で初当選。2016年の都知事選にも出ましたが、これは同年の参院選を視野に入れて、党の認知度を上げるための売名でした」

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