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横須賀は、いいとこですよ…小泉進次郎「ポエム」の実力検定(2)
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2019.10.08 06:00 最終更新日:2019.10.08 13:23
小泉進次郎・環境大臣(38)の発言が話題だ。通称 “進次郎ポエム” と呼ばれる答弁を、『声に出して読みたい日本語』の著者で、明治大学文学部教授・齋藤孝氏に評価してもらった!
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●ポエム2:「横須賀は、いいとこですよ」
《答弁内容》
9月11日、環境大臣就任記者会見で、進次郎氏の地元・横須賀の石炭火力発電所建設について問われ、なぜか記者を招待。
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記者「あなたの選挙区では、横須賀石炭火力発電所が建設中。4、5年後にはCO2を出し始める。中止したらどうか」
進次郎氏「横須賀は、いいとこですよ。ぜひ、来てください。そこ見てください。本当にいいところです。あそこ久里浜なんですけどね、石炭火力は減らしていきますよ。それは日本政府の方針ですもの。私もそうなるべきだと思ってます。
だけども、私は横須賀大好きで、『小泉さん神奈川県民ですよね』って言われても、『いや横須賀市民です』と。そう答えるぐらい、横須賀が大好きです」
《齋藤氏の評価》
「質問の本質をズラして、ごまかそうとしてうまくいかなかったケースですね。八方美人な印象を与えてしまいます。
横須賀に暮らす有権者の事情があるとはいえ、環境相は、世界に対して日本のCO2削減の取り組みを発信しないといけない立場でもある。『国と地域の利害を調整し、落としどころを見つけていく』というふうに表現すればよかった。
質問をズラす手法は、大臣になった途端、厳しく追及されます。いままでのやり方は通用しません」
(週刊FLASH 2019年10月15日号)