社会・政治
野球しかやってこなかった…小泉進次郎「ポエム」の実力検定(3)
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2019.10.09 06:00 最終更新日:2021.04.06 10:31
小泉進次郎・環境大臣(38)の発言が話題だ。通称 “進次郎ポエム” と呼ばれる答弁を、『声に出して読みたい日本語』の著者で、明治大学文学部教授・齋藤孝氏に評価してもらった!
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●ポエム3:「野球しかやってこなかったから」
《答弁内容》
就任会見では、気候問題への対策を世界規模で求める学校ストライキを主導して世界中から注目を集める、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん(16)を称賛。
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記者「今、グレタさんという少女が、北欧からニューヨークへヨットで入りました。彼女のような若い、環境問題を訴える人たちはどのように見えますか?」
進次郎氏「野球しかやってこなかったから、僕からするとすごいよね。本当に授業は休むものだと思ってましたから。授業が終わってからが本番と思って、野球ばかりやっていました」
※関東学院六浦高校時代、二塁手で副主将を務めた
《齋藤氏の評価》
「野球は関係ないし、授業は休むものと大臣が言うのも問題です。トゥーンベリさんについてほとんど知らなかったのかもしれません。
大臣はすべてを知っている必要はないんです。『知らない』と言いにくいなら、『いいかげんな情報に基づくといけないので』と断わりを入れ、近くの官僚にすぐ確認すればいい。
質問者に具体的に説明してもらう手法もある。これを読んだら、回答がズレているというのが、普通の人の感覚です」
(週刊FLASH 2019年10月15日号)