社会・政治社会・政治

龍円愛梨、都議になったら女子アナ時代のスキルが役立った

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2019.11.07 16:00 最終更新日:2019.11.07 16:00

龍円愛梨、都議になったら女子アナ時代のスキルが役立った

 

 政治家は、政治をするのがお仕事。女子アナは、テレビに出るのがお仕事。でも、どちらも本業以外の部分で評価されがち――。だからなのか、“遠くて近い” 仕事のようで……。

 

「朝の番組を担当していたときは、午前1時に会社に行って、午前5時から生放送。夕方5時に帰宅して、夜7時には寝る生活でした。夜遊びどころじゃなかったですね」

 

 

 東京都議会議員の龍円愛梨氏(42)は、女子アナ時代をそう語る。テレビ朝日のアナウンサー時代は『やじうまワイド』『ぷっすま』など、幅広く活躍。その後、報道部の記者となり、警視庁を担当した。

 

「一転、深夜2時でも飛び出していく、超夜型生活に。飲みの席で、いろんなつながりができるので、そういう機会は断わりませんでした。かなりお酒を鍛えられました(笑)」

 

 2011年に退社し渡米、シングルマザーとなり2015年に帰国。長男には、ダウン症がある。

 

「帰国して、『アメリカに比べて、日本の障がい児ケアが30年以上遅れている』と実感しました。なんとかしたくて『希望の塾』で勉強していたら、マスコミの方に『龍円愛梨がいる』と見つかっちゃって……。

 

 でもそのときは、本当に立候補するつもりはなかったんです。その後、都民ファーストの会から立候補の誘いがありましたが、『子育てで忙しくて無理』と、お断わりしていました。私が関心を持っているのは福祉ですが、『都議は、都政全般に関心がある方がなるべき』と思っていましたし。

 

 ですが、『分野ごとに、専門的知識を持っている方も必要』『陳情するより、自分が動いたほうが早い』と言われて、思いきって立候補させていただきました」

 

 渋谷区から立候補し、当選した。新人政治家としての活動には、アナウンサーや記者時代のスキルが役立っている。

 

「障がい児支援だけでなく、子育て全般の問題に取り組んでいます。たとえば市民団体と協力して、都営大江戸線の車両に、子供連れで乗りやすい『子育て応援スペース』を設置するよう働きかけました。

 

 また、都民ファーストの会の政策を、都民に伝える広報活動をしています。先日は新聞に折り込む政策パンフレットを作りました。

 

『老眼鏡がなくてもシニアの方が読める字の大きさで、タイトルが目立つように。文字数を少なくして読みやすく、記事によってはQRコードをつけて詳しい情報を』と、記者経験が役立ちました。

 

 アナウンサー、記者、ともにさまざまな職種、さまざまな境遇の人と出会い、話を聞ける職業だったことが、いま政治家として必要な “現場感覚” に繋がっていると思います」

 

 政治家は天職、と話す龍円都議だが、アナウンサー時代の同期とは、“親戚みたいな感じ” で、いまでも会う。

 

「『報ステ』の富川悠太も、同期ですよ。20年間で一度も仕事の愚痴を言うのを聞いたことがない。すごい人です。同期は私を入れて5人。家族連れで年に1回くらい、会いますよ。テレ朝、大好きなので」

 

【女子アナ出身政治家がいっぱい!】
●丸川珠代参院議員(元テレビ朝日・自民)
 報道からバラエティまで幅広く活躍。入閣2回、次期都知事候補との評判。

 

●永江孝子参院議員(元南海放送・無所属)
 愛媛県の人気情報番組でMCを18年間務めた。2019年の参院選で野党統一候補に。

 

●鈴木浩子千葉県議(元福島中央テレビ・無所属)
 プロレスラー・KENSOと結婚、自身もプロレスデビュー。その後政治家に。

 

●郡和子仙台市長(元東北放送・無所属)
 解説委員も務めた。衆院議員を経て、野党統一候補として2017年、仙台市長に。


りゅうえんあいり
1977年3月31日生まれ スウェーデン・ウプサラ市出身 1999年、テレビ朝日入社。アナウンサーとして『スーパーJチャンネル』ほかに出演。2006年より社会部記者。2011年退社。2017年、東京都議に初当選

 

(増刊FLASH DIAMOND 2019年11月15日増刊号)

もっと見る

今、あなたにおすすめの記事

社会・政治一覧をもっと見る