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「桜を見る会」偽造招待状で参加した「お水の女王」社会・政治 投稿日:2019.11.21 06:00

「桜を見る会」偽造招待状で参加した「お水の女王」

今年の「桜を見る会」

 

「昨年3月のことです。“2日で1億円稼ぐ” といわれるキャバ嬢が『桜を見る会』に招待されたと、マスコミが大騒ぎしました。でも本人はビビってました。だって、本当は招待されてないんですから」

 

 名古屋のキャバクラ店に勤務し、“日本一売り上げる” と名高いエンリケこと小川えり(32)。彼女が噓をついていると証言するのは、近しい関係者のA氏だ。

 

 彼女が「招待された」と騙った「桜を見る会」は、首相が主催して、各界で功績のあった人たちが招かれる歴とした公的行事だが、招待客の選定方法の不透明さや、安倍晋三首相(65)がホテルニューオータニで開いた “前夜祭” の費用の出どころをめぐり、連日批判の声が絶えない。A氏が続ける。

 

 

「彼女は招待状を偽造したんです。私自身が偽造を手伝わされました。まず、別人宛ての招待状の封筒を手に入れて、もとの宛名を修正液で消し、彼女の本名を印刷した紙を貼りつけたんです。粗雑な出来でしたが、招待されたことをSNSでアピールするためのものだったので十分でした。

 

 問題は、当日の会場受付で提出しないといけない受付票でした。うまく作れず、彼女は太客でもあり、裏業界に詳しいK氏にねだり、20万円で偽造の招待状を買いました」

 

 彼女の所属事務所に問い合わせると、不可解な回答が返ってきた。

 

「昨年の『桜を見る会』に、小川は参加しておりません。併せまして、偽造の事実もございません」

 

 実際には、彼女は2018年、会場で撮影した片山さつき参院議員とのツーショットを、SNSに上げている。そして、混乱を避けるために時間をずらして会場に行ったとして、「『桜を見る会』には参加できなかった」ともわざわざ記しているのだ。A氏は言う。

 

「写真では、胸章リボンを身につけ、記念の升を手に持っていますよね。あれは、受付票と交換で手に入れるものですから、偽造招待状を使用したはず。それが後ろめたかったのかもしれません」

 

 エンリケは、2019年の「桜を見る会」にも “参加” したことをSNS上に公開しているが、A氏はその後、エンリケと袂を分かったため、2019年、どういう経緯で彼女が入場できたかはわからないという。

 

 首相主催の行事に、本当に偽造招待状が存在するのか。文書偽造の世界に詳しい関係者はこう語る。

 

「今年は1万8000人が来場したといわれているが、偽造屋たちと話すと、1000枚以上は偽造されたんじゃないかな。入場時に名前の照合があるわけでもなく、バレる恐れもないから作り放題。公文書じゃないし、偽造が発覚しても微罪ですむからね」

 

 偽造師は手間のわりに実入りが少なく、近年は廃業する者も多かったという。

 

「その救世主となったのが『桜を見る会』。グレーなビジネスをしていて、この会に参加することで、自分に “箔づけ” したい人間は山ほどいる。山口組系のフロント企業が窓口になって、そうした連中に偽造招待状を売りさばいていた」(前出・偽造関係者)

 

 では、偽造招待状の相場はどれくらいなのか。

 

「値段はピンキリです。タダで融通することもあれば、一見の客なら “これは簡単に作れるものじゃない” とうそぶいて、20万円とふっかける場合もある。偽造師は手間賃しかとらないから、ほとんどが利益になる反社勢力の連中は、笑いが止まらない」(同前)

 

 偽造招待状が、運営側に見破られることはないという。

 

「専門の紙屋で本物と同じ紙を手に入れて、書体も完璧に揃えるからね。番号入りの受付票を偽造するのも簡単だよ」(同前)

 

「桜を見る会」を国会で追及する日本共産党の田村智子参院議員(54)が憤る。

 

「『桜を見る会』の招待方法は、人数の上限も定めず、名簿のチェックもまともにしない杜撰なものです。おかげで総理推薦枠などの特別枠が乱用されて、本来の趣旨とは異なる参加者が野放図に増えてしまっています。偽造の招待状が事実だとすれば、安倍さんが先頭に立って参加者を増やしてきたことが原因でしょう」

 

 一方、当の安倍首相は、連日の「桜を見る会」への批判が吹き荒れるなか、11月12日の夜には、1人10万円はする高級ステーキ店に姿を見せた。

 

「会食相手は、盟友の麻生太郎財務相(79)や二階俊博幹事長(80)をはじめとする党三役などでした。同席した河村建夫元官房長官(77)によると、食事中は首相の父・安倍晋太郎元外相などにまつわる “昔話” や、選挙区の話ばかりで、『桜を見る会』については、誰一人話題にしなかったそうです」(政治部記者)

 

 政権が “散る” のも意外に近いかも。

 

(週刊FLASH 2019年12月3日号)

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