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伊藤詩織さん、無実を主張する山口氏に「ご自身で向き合って」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2019.12.20 08:00 最終更新日:2019.12.20 20:45

伊藤詩織さん、無実を主張する山口氏に「ご自身で向き合って」

 

 12月19日、都内の日本外国特派員協会で、ジャーナリストの伊藤詩織さんと、元TBSワシントン支局長の山口敬之氏が別々に会見を開いた。

 

 伊藤さんは、山口氏から性的暴行を受けたとして、1100万円の損害賠償を求めて提訴。18日、東京地裁が山口氏に330万円を支払うよう命じ、伊藤さんが勝訴した。

 

 

 その判決を受けて、先に山口氏がおこなった会見では、伊藤さんが記者席に座り、取材するという異例の展開に。山口氏は、一貫して「私は罪を犯していません」と無実を主張した。

 

「法的な発言として間違って解釈されると困るので、『反省』という言葉は言わないようにしています。でも、こういうことが起きたのはとても残念。伊藤さんはPTSDの症状が残っているというが、私にも症状があります。精神科にもかかっています」

 

 性行為自体は「明確に合意がありました」とし、控訴する構えを見せた。

 

 その後、伊藤さんも会見を開き、報道陣からの質問に答えた。「ほとんどの発言はすでに法廷で話されている」としながら、こう語った。

 

「私としては、こういったことがなぜ起きてしまったのか、ご自身で向き合ってもらいたい。今後、同じようなことが起きないために、性暴力を起こさないよう考えていただけたら嬉しい」

 

 伊藤さんは、「セカンドレイプを訴える予定はあるか」と聞かれ、「どんな結果になろうと、民事でのピリオドが打てましたら、次は(セカンドレイプへの)法的措置を考えています。こういう措置をおこなわなければ、同じことが続いてしまう。私に対するコメントですが、それを見たほかのサバイバー(被害者)たちも『攻撃されるんじゃないか』と思ってしまう」と話していた。

 

 会見場は国内外の記者で埋め尽くされ、海外からの関心の高さがうかがえた。今後の両者の動きに世界中から注目が集まっている。

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