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ロシア新首相にミシュスチン氏「つるふさの法則」を再確認!

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.01.23 06:00 最終更新日:2020.01.23 06:00

ロシア新首相にミシュスチン氏「つるふさの法則」を再確認!

左からミシュスチン氏、メドヴェージェフ氏

 

 1月16日、ロシアプーチン大統領(67)は、内閣総辞職したメドヴェージェフ首相(54)の後任に、ミハイル・ミシュスチン連邦税務庁長官(53)を任命した。モスクワ出身の同氏は、財務分野での高い実務能力が買われ、抜擢された。

 

 

 これまで、プーチン氏がメドヴェージェフ氏と “シェア” してきたロシア大統領職と首相職に、新キャラが加わったわけだが、注目すべきは、ミシュスチン氏の光り輝く頭だ。

 

「つるふさの法則」――。ロシアの最高権力者には、こんな “法則” がある。ハゲ頭の指導者の後は、頭髪がフッサフサの指導者が継ぐ。その後は、またハゲ頭が……。ウラジーミル・レーニン以降、連綿と「つるふさ」のわだちが続いているのだ。

 

 さて、ロシアの人々はどう考えているのだろう。イタル・タス通信東京支局長のワシリー・ゴロブニン氏は「ハハハ、ロシアで言われているジョークのひとつですよ」と笑い、こう続ける。

 

「ミシュスチン氏が、プーチン氏の後継者になる可能性は低い。大統領退任後も、プーチン氏が権力を手放さないための布石にすぎません」

 

 まだまだ、ロシアの絶対的な権力者として君臨する “つる” の時代は続く。


【ロシア「つるふさの法則」11連鎖】
ウラジーミル・レーニン(つる)
→ヨシフ・スターリン(ふさ)
→ニキータ・フルシチョフ(つる)
→レオニード・ブレジネフ(ふさ)
→ユーリ・アンドロポフ(つる)
→コンスタンティン・チェルネンコ(ふさ)
→ミハイル・ゴルバチョフ(つる)
→ボリス・エリツィン(ふさ)
→ウラジーミル・プーチン(つる)
→ドミートリー・メドヴェージェフ(ふさ)
→ミハイル・ミシュスチン(つる)


写真・代表撮影/ロイター/アフロ

 

(週刊FLASH 2020年2月4日号)

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