社会・政治
コンビニは全滅…本誌記者マスクを求めて週末の街をさすらう
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.02.04 06:00 最終更新日:2020.03.09 12:55
ここ数日、新型肺炎の影響で、店頭からマスクが消えていることが多い。2月3日には、日本政府がメーカーに対し、マスクの増産を求める方針を明らかにしたほど。いったい、マスクはどこに行けば手に入るのか。本誌記者が足を使って調査してみた。
記者が出向いたのは、吉祥寺というほどよく大きめの街。 土日返上で探し回ったところ……。
■コンビニはマジで売ってない
まずは土曜日。自宅付近を含め、目についたコンビニは時間の許す限り入店したが、100%売っていなかった。異様な空白のある棚があるだけだ。「マスク完売しました」という張り紙をしている店も多い。
【関連記事:新型肺炎、帰国者受け入れが勝手に決まった「勝浦市」の怒り】
朝になれば入荷する可能性があるかも……と思い、朝・夜で時間帯を分けてもみたが、すべて空振り。店員さんに聞いてみても、「次の入荷日は未定なんです」と申し訳なさそうな顔をされるばかり。そりゃそうだ、メーカー次第なんだもの……。
■午前中~14時頃までの薬局を狙うべし
同時進行で、あちこちの薬局にも入ってみた。午前11時頃の「ココカラファイン」には、「三次元」「ハイドロ銀チタンマスク」など4~5種類のマスクが販売されており、思わず「おおっ」と声が出そうになる。
しかし、買い占めを防ぐため、「お一人様につき、マスクは1点」という張り紙が。一瞬「マジか」と思ったものの、ごもっともです。とりあえず「ハイドロ銀チタンマスク」を購入した。
その後も、すべての薬局で個数制限を経験した。買える点数は1~5個と、店舗によって振り幅が大きい印象だ。同じ「ココカラファイン」でも、店舗によって3個購入できるところもあり、そこらへんの統一はされていないもよう。
その後も各薬局を回ると、売り切れている店もあれば、ちらほらと残っている店もある。14時頃まで一気に見たところ、「三次元」「しっとり美容保湿マスク」「PITTA MASK」の3つを確認。
夕方以降、同じ店舗をもう一周したが、さすがに売り切れが続出していた。ただ、20時頃には段ボールでマスクが入荷された店舗もあったため、ダメ元で行ってもいいかもしれない。
翌日の日曜日は、朝一で地元の薬局へ。最初の店に「小顔にみえマスク」「超快適」「鼻セレブマスク」など5種類ほどのマスクが売っていた。
■生活雑貨専門店の「ロフト」は穴場
だいたい薬局は回り切ったタイミングで、視界に入ってきたのは、黄色い看板が目印の「ロフト」。マスクを見かけたことはないが、ロフトのコスメフロアには、だいたい歯ブラシや衛生用品がそろっている。「もしかしたら?」ぐらいの気持ちでのぞいたところ、ビンゴ!
レジ前のコーナーに4種類ほどマスクが並んでいる。ただ、薬局で見慣れた種類は見当たらず、変わり種ばかりという印象だった。信州大学と共同開発したという「ブレススクエア」に加え、「MEO X」「Puff Fit Mask」などがあった。
薬局ではマスクコーナーに人が群がっていたが、ロフトにマスクを買いに来ようとする人は、あまりいないのかもしれない。これは穴場だった。
ちなみに、週末の金曜日には上野のABAB(アブアブ)にも複数のマスクの在庫があったという。コンビニは避け、コスメ雑貨店を狙うのがいいかもしれない。