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新型肺炎、中国人観光客激減で「奈良公園の鹿」が飢えている

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.02.05 06:00 最終更新日:2020.02.05 06:00

新型肺炎、中国人観光客激減で「奈良公園の鹿」が飢えている

1月31日の奈良公園。「台湾や香港、シンガポールからの人が多い」(ガイド)

 

 新型肺炎の恐怖は、日本各地に閑古鳥を鳴かせている。東大寺などの世界遺産が多くある、奈良市の「奈良公園」も同じだ。

 

 春節のこの時期、例年ならば中国人観光客で混雑しているが、今年はそうはいかない。中国政府は1月27日に、国外への団体旅行を禁止。その影響を大きく受けていた。奈良公園名物の「鹿せんべい」を売る女性に話を聞いた。

 

 

「日に日に、中国からのお客さんが減っています。せんべいの売り上げもどんどん落ちて、団体旅行が禁止される前と比べて、半分以下になりました」

 

 鹿たちも飢えている。「様子がいつもと違う」という。

 

「鹿たちはいつも、人懐っこく “お辞儀” をするように、首を振りながら、人に近寄って、せんべいをねだるんやけど……。いまは、おなかが減って余裕がないのか、突進するくらいの勢いで人に寄っていくんですよ」(同前)

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