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アイドル業界に現れた救世主「コロナ補助金」124人に配布

社会・政治 投稿日:2020.03.06 19:20FLASH編集部

アイドル業界に現れた救世主「コロナ補助金」124人に配布

chuLaの桜木妃奈

 

《#コロナ補助金 頂いたので会社設立の資本金に使いたいと思います!目指せ社長!》と3月5日にツイートしたのは、アイドルグループ「chuLa」の桜木妃奈。

 

 新型コロナウイルスの蔓延で、音楽イベントが次々と中止になるなか、アイドル業界に突如もたらされた「コロナ補助金」が話題になっている。これは、業界関係者に向け、1人あたり【10567円(イチマンコロナ)】を支給するもの。

 

「コロナ補助金」を配布したのは、年間300本以上のアイドルライブを手がける都内のイベント会社「FreeK」だ。同社の小口馨代表に話を聞いた。

 

 

「3月4日、5日の2日間、日ごろお世話になっているスタッフさん、メンバーさん、関係会社さん、関係事務所さん、約800人にご案内し、そのうちご希望の方、2日間あわせて124人にお配りしました。

 

 実際には、端数を切り上げてひとり1万1000円を、制作協力費としてお支払いしたので、総額136万4000円になりました」

 

 じつは、コロナウイルスに関連して、地下アイドル業界で最初にイベントの延期を決めたのが「FreeK」だった。

 

「安倍首相の『自粛要請』会見の2時間後には、主催イベントの中止、振り替えを決めていました。でも、一方で、2週間イベントがなくて月収が半分になったとき、この業界で働くスタッフやアイドルグループのメンバーが、どれだけ生活に困るかも想像がつく。

 

 たとえば月収15万円が半分になったら、家賃も光熱費も払えないじゃないですか。そこで、いつもお世話になっている方々に恩返ししようと、この補助金の配布を決めたんです」

 

 配布の現場には、小口代表も立ち会った。

 

「希望されたのは7割がメンバー、3割がスタッフの方でした。『イベントが中止ばかりで、来月の給料が心配だ』という声がほとんどでした。1日も早いコロナウイルスの感染終息を祈るとともに、業界の次の動きへ向けて、風を吹かせたいと思います」

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