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孫正義社長、「新型肺炎の無料検査」発案するも批判浴び弱気に

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.03.12 00:31 最終更新日:2020.03.12 00:31

孫正義社長、「新型肺炎の無料検査」発案するも批判浴び弱気に

 

 3月11日、ソフトバンクグループの孫正義社長が自身のツイッターを更新。新型コロナウイルスの簡易PCR検査を無償提供する仕組みを提案したが、多くの非難を受け、方針転換を匂わせた。

 

 孫社長は、10日夜、「久しぶりのツイートです。新型コロナウイルスの状況を心配しています」「行動を開始します」と約3年ぶりにツイート。

 

 

 11日には「新型コロナウイルスに不安のある方々に、簡易PCR検査の機会を無償で提供したい。まずは100万人分。申込方法等、これから準備。#コロナ検査有志」とツイートし、検査方法について説明した。

 

 続けて、「コロナウイルス検査のために病院を渡り歩き、感染を増やしてしまわないために自宅で検体採取できる仕組み。ゲイツ財団も似たような方式」と、簡易検査の必要性を主張した。

 

 しかし、一連のツイートに対して、批判的な声が殺到。検体採取時の感染リスクや、検査の正確性、検査後の受け皿となる病院の負担などの問題が指摘された。

 

 医療ジャーナリストの市川衛氏は「こんなことをしたら医療機関は大混乱になります。不必要な治療を求める人が病院に殺到し、そこでアウトブレイクを引き起こします。孫さん、どうかその行動力と資金を、医療機関・介護施設へのマスク・アルコールの手配に使ってください」と孫氏にリプライ。

 

 実業家の堀江貴文氏も、「やめた方がいいですね」と、孫氏のプランに異議を唱えていた。

 

 もちろん、脳科学者・茂木健一郎氏のように「とても意義のあるご提案だと感じました」など賛成の声もあったのだが、全体的には批判的な声が目立つことに。

 

 その結果、孫氏は「検査したくても検査してもらえない人が多数いると聞いて発案したけど、評判悪いから、やめようかなあ。。。」と、弱気なつぶやきを投稿。

 

 日本を代表する実業家の資金はどこに行くのか、注目が集まっている。

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