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【リオ五輪/水泳】池江璃花子「大食い女子高生は日焼けがイヤ」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2016.08.02 13:00 最終更新日:2016.08.02 13:00
「男子に負けないぐらいたくさん食べる生徒でした。毎回おかわりをして、お皿に溢れるほどのおかずを入れ、ハンバーガーなど数に限りがあるものは、男子とじゃんけんをして争ってい ました」(小岩第四中の茅原直樹校長)
男勝りの大食いが功を奏したのか、すでに身長は170cmの池江璃花子(16)。6月26日におこなわれた東京都高校選手権の100m自由形では、日本新記録をマークした。
長年、競泳を取材するスポーツライターは、彼女の強みをこう話す。
「長い手足を使った大きな泳ぎが特長。この冬に泳ぎの効率を上げるトレーニングを積んだことが、しっかり身についている。今の勢いは侮れないですよ。ただ、素顔はまだ無邪気な高校生。海外では外のプールもあるので、日焼けがイヤだと。年を取ったらシミになると聞いたので、と笑っていました」
そんな少女も、一歩水に入れば「16歳の大器」。リオでは、 100mバタフライ、400mメドレーリレーなど7種目に出場。 すべて決勝に進むと、8日間で18レースのタフな日程となる。
スポーツジャーナリストの折山淑美氏が解説する。
「バタフライと自由形は、スプリント系で、身体能力の高さとパワーが必要。彼女は背も高いし、若さもある。とはいえ、決勝に進めそうなのは、100mバタフライと400mメドレーリレーで、メダルは厳しい。東京五輪のために経験を積ませようということでしょう」
前出スポーツライターが秘策を伝授。
「ロンドン五輪後、日本人選手の背泳ぎとバタフライのレベルが下がり、世界と戦えなくなっていた。それが、池江の登場でバタフライのレベルが飛躍的に上がった。もし、メダルを獲得するとしたら400mメドレーリレー。
ただ、同競技の決勝は最終日。池江は7種目に出るわけだが、いちばんメダルの可能性が高い、メドレーリレーにピークを持っていくべきです」
(週刊FLASH 2016年7月19日号)