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原監督「説教後の微笑」に謎の言い伝え…見たら選手生命の危機?

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.18 06:00 最終更新日:2020.07.18 06:00

原監督「説教後の微笑」に謎の言い伝え…見たら選手生命の危機?

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「不甲斐ない投球をして、巨人ベンチに戻った澤村拓一(32)に、原辰徳監督(61)が近づいていったとき、『これは始まるな』と思いました」

 

 そう語るのは、巨人担当記者だ。
 7月1日の対DeNA戦。巨人が1点リードの8回表にマウンドに上がった澤村だったが、四球2つと自滅の投球。原監督の顔はみるみるうちに紅潮し、怒りを押し殺すように交代を告げた。そして始まったのが、知る人ぞ知る “公開説教” だ。

 

 

 2019年6月も、重信慎之介(27)が出塁時、盗塁の姿勢を見せなかったことが指揮官の逆鱗に触れ、ベンチで叱責が始まった。テレビ中継でも10秒間にわたり、直立不動で青ざめる重信が映し出された。

 

 2006年には、より強烈な叱責も……。降板させられた久保裕也(40・現楽天)がロッカーに引き上げようとするところを、ベンチ奥で原監督が呼び止めて、説教が始まったのだ。

 

「原監督は、『彼には期待しているんです』と、東海大の後輩への激励だと話しました。ですが、叱られた久保は顔面蒼白で、『ビビった。星野仙一さん(故人)が、球界でもっとも怖い監督だと思われていますが、原監督はそれ以上です』と、怯えるほどでした」(前出・記者)

 

 実際に、ベンチで原監督の怒りを目のあたりにした巨人OBが、そのすさまじさを語る。

 

「怒りが頂点に達するまでには、段階があるんです。まずはベンチで屈むように座って、『何をやってんだよ、この野郎!』などと声に出します。ベンチ内は中継で映ることも多いですが、かがみ込んでいれば何を言っているか、視聴者にはわかりませんから。

 

 次の段階では選手を隣に呼びつけ、何か話しかけます。口調は穏やかですが、選手のスパイクを踏まんばかりに接近してきます。僕が見たとき、犠牲になっていたのは脇谷亮太(38・現スカウト)でしたが、周囲もとても口を出せません。

 

 最後が公開説教。ただ激しく叱責するならまだいいんですが、説教の締めに、呆れたように “微笑み” を浮かべるときがあるんです。これが、いちばん怖いんですよ」

 

 澤村に対しても、厳しい口調で叱責し続けたあと微笑みを見せて、原監督はベンチの定位置に戻っていった――。

 

 ギリシャ神話に登場する「メデューサ」は、見る者を石化させて、死に追いやったというが、かつて原監督の “微笑” を見てしまった久保は翌年、リリーフとしての居場所を失った。脇谷も、2014年にFAの人的補償で西武へ行くことに(のちにFAで巨人復帰)。はたして、澤村も選手として「死ぬ」のか……。

 

「原監督が直々に指名して獲ったのが澤村。期待も大きいし、何度もチャンスを与えられたが、いかんせん人の言うことを聞かないんです。

 

 さすがに、原監督も今回で見放したようですが、直後に “守護神” のデラロサが、左脇腹肉離れで離脱。澤村に頼らざるを得なくなってしまいました。でも、これがラストチャンスでしょう」(スポーツ紙デスク)

 

 悪しき “言い伝え” を、打ち破れるか。

 


(週刊FLASH 2020年7月28日・8月4日号)

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