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手越祐也も注目…「メッシ」ヴィッセル神戸電撃入団はあるか
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.01 06:00 最終更新日:2020.09.01 06:00
「メッシの退団は、にわかには信じがたいニュースです」
そう語るのは、芸能界随一のサッカーファンである、手越祐也(32)だ。
8月25日(現地時間)、スペインの複数メディアが、リオネル・メッシ(33)がFCバルセロナ(バルサ)に退団の意向を伝えたと報じた。バロンドールに6度輝くなど、“史上最高の選手” の呼び声が高いメッシ。
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手越が「サッカーはひとりで戦況を変えられるスポーツではないと思っていましたが、メッシを見ると、その常識が覆ります」と語るほどだ。
2010年にサッカー日本代表としてアルゼンチン代表と対戦し、メッシと実際に激しくマッチアップを展開した栗原勇蔵氏(36、現横浜F・マリノスクラブシップ・キャプテン)も、彼の “規格外ぶり” を語る。
「メッシのドリブルは、ボールが足から離れないんです。“サッカーボールを手で抱えるラグビー選手” を相手にするような感覚でした。サッカーでは、ラグビーのようなタックルはできないので、ボールを奪えませんよね(苦笑)」
そんなメッシが、なぜ退団を望んでいるのか。その経緯を、メッシへのインタビュー経験がある、『REAL SPORTS』の岩本義弘編集長が分析する。
「彼はバルサに、あらゆる栄誉をもたらしました。しかし、今のバルサには、勝ち続けられるほどの力がありません。レベルの落ちたチームを見限り、退団を決めたのでしょう」
実際、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では、ドイツのFCバイエルンに2対8で敗北。リーグ戦も2位で終え、2020年シーズンのバルサは、12年ぶりの “無冠” で終わった。そこで世界の注目を集めているのが、メッシの移籍先だ。
「カギとなるのは、彼の莫大な移籍金を払える資金力があり、かつCLを制覇するという野心を持っているかどうか、ということ。そうなるとチームは限られてきます」(同前)
現在、獲得レースでリードしているといわれるのが、イングランドのマンチェスター・シティだ。メッシの移籍金は最低でも200億円以上といわれるが、UAEの王族がオーナーを務めているため、資金力に問題はない。
ほかにも、フランスのパリ・サンジェルマンやイタリアのインテルなど、超名門クラブが候補になっている。そのなかで、ダークホースとして一部海外メディアで名前を挙げられているのが、日本の「ヴィッセル神戸」だ。
「神戸には、イニエスタがいるからです。メッシとイニエスタは、かつてのバルサの最強タッグ。公私ともに仲がよく、メッシがイニエスタを追って、日本で第二のサッカー人生を始めるのでは、と考えられているんです」(スポーツ紙記者)
じつは本誌は、メッシの退団の意向が報じられる2週間ほど前、イニエスタ(36)に「今のバルサについて語ってほしい」と依頼していた。だが、残念なことに取材はかなわなかった。その理由は、「今は話すタイミングではない」という、意味深なものだった。
バルサ退団を決意していたメッシが、“神戸移籍” についてイニエスタに相談しており、そのためイニエスタは、メッシの移籍先発表のタイミングまで取材を受けられなかったーーそう考えるのは、深読みだろうか?
「ヴィッセル神戸のオーナー企業は、楽天です。楽天は、三木谷(浩史会長兼社長)さんが『YES』と言えば『YES』になる企業。経営上の妥当性は、あとからなんとでも理由をつけられますし、メッシ獲得のための巨額な資金も用意できるでしょう」(経済ジャーナリストの松崎隆司氏)
一方、岩本氏は「2020年夏の神戸入団はない」と指摘する。
「メッシは、もう一度CLを獲りたいと思っているはずなので、今すぐの来日は厳しいです。でも、たとえばマンチェスター・シティでCLを獲ったあと、3年後に神戸にやってくる可能性は、十分あると思いますね。
3年後であればイニエスタもなんとか現役。“黄金コンビ” として活躍してくれるかもしれません」
早くメッシを日本で拝みたい!
写真・ロイター/アフロ
(週刊FLASH 2020年9月15日号)