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皇治を直撃 那須川天心には「みんなあなたが負けると言ってます」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.18 20:00 最終更新日:2020.09.18 20:00
K-1の看板選手でありながら、K-1との契約を破棄してRIZINへ電撃移籍。K-1時代の記者会見では、そのチャラいノリで対戦相手をことごとく挑発し、シーンを誰よりも盛り上げてきた男、皇治(31)。
その初陣『Yogibo presents RIZIN.24』(9月27日、さいたまスーパーアリーナ)では、対戦相手がいきなり那須川天心(22)というビッグマッチが実現。下馬評では圧倒的不利が囁かれる皇治に、移籍の真相から天心戦に懸ける思いまでを聞いたインタビュー後編!
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――那須川天心戦に関しては、K-1代表として戦う気持ちもあるんですか?
皇治 そんなんはないですけど、もう自分の中では喧嘩とか戦争やと思ってます。
――ファンが待ちわびている武尊選手と天心選手の一戦を実現させる呼び水になれれば的なことも言われてましたが、武尊選手からは「都合のいいときだけ人の名前を使うな」と、猛反論されてました。
皇治 せっかく強いのにもったいないなーて。ごちゃごちゃ言うとらんと、ファンとの約束、男なら守れよと。男は行動なんでね、それだけですね。一丁前にやってきたんで、認めるところは認めてますけど、イマイチもったいないですよね。天心も自分から喧嘩売ったんやから相手のとこ行かな、まあ天心も、リング降りたらイマイチおもろないし、赤ちゃんやからね。
――下馬評では圧倒的不利が予想されています。皇治選手の中では「1%も負ける気はない」ということですが、勝機は見出せているんでしょうか?
皇治 もちろんです。人生の闘いなら、100%負けないんで。男の闘いなら100%負けないですけど、やるのはリングの中なんで、そのリングの中に人生の闘いを持っていったら俺は勝てると思ってます。それが今回のテーマなんで。リングの中では、格闘技の試合をしようと思ってないですよ。
――どういうことですか?
皇治 わかりやすく言ったら喧嘩ですよね。喧嘩って、ホンマに根性ある人が勝つと思うんですよ。だから、その闘いに持っていきます。
――ただ、そこに天心選手が付き合ってくるかですよね。
皇治 まあ、付き合ってこないでしょうね、ヘタレなんで。でも、そこを付き合わすように持っていくのが皇治劇場なんで。自分の実力不足で勝てなかったですけど、2018年末に武尊とやったときも、結果、アイツはいつもどおりには闘えなかったんで。
――天心選手はスタイル的にトリッキーな闘いを仕掛けてくることがありますが?
皇治 ビビリやから、ヘコヘコ動くと思うんですよね。
――あと、予測しない角度から蹴りが飛んできたりとか。
皇治 よーわからん、ヘンテコな攻撃は当たんないですよ(笑)
――そのへんの対策っていうのは……。
皇治 いやいや、あんなんもらっても倒れないですよ。お子ちゃまランチですからね、ホンマに。ただのガキなんで。
――皇治選手の打たれ強さと、気持ちの強さは誰もが評価するところですが、その自負はありますか?
皇治 打たれ強くないですよ、別に(笑)。逆に俺、ほかの選手に聞きたいんですよ。こんだけファンに応援されて、なぜ倒れられるの? と。記憶飛んだら仕方ないですよ。失神してもうたらそれはしゃあないですけど、なぜ痛いから倒れるのか、俺にはわからなくて。
――武尊選手との試合でも、記憶が1回飛んでるんですよね?
皇治 何回も飛んでますよ。でも、記憶は帰ってくるんですよ、なぜか(笑)。
――昔からそれほど打たれ強かったわけではないと。
皇 いやー、ないです。まあ、練習中も倒れたことないですけど、打たれ強いっていう自覚はホンマにないです。フラフラにもなりしますし、見てもらったらわかるように酔拳みたいになりますし。
――いわゆる酔拳モードですね(笑)。
皇治 酔拳みたいになるんですけど、ホンマに強がりなしに、なんで倒れるんかがわからんス。倒れるというか、倒れられる神経がわからん。ぶっちゃけた話、俺、たぶん足ちぎられても倒れないっスよ。