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「もっとダルビッシュを!」大谷報道過熱の裏で忘れられる日本人メジャーリーガーたち…ファンが求める今永昇太や鈴木誠也の活躍情報

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.10.10 16:03 最終更新日:2024.10.10 16:03

「もっとダルビッシュを!」大谷報道過熱の裏で忘れられる日本人メジャーリーガーたち…ファンが求める今永昇太や鈴木誠也の活躍情報

ダルビッシュ有。日米通算200勝を達成した今季も、そこまで光が当たらず……(写真・アフロ)

 

 2024年10月9日(日本時間・以下同)、ドジャース相手に7回1失点に抑え込んだダルビッシュ有は、試合後の会見に、亡き義兄・山本 “KID” 徳郁さんがプリントされたTシャツを着て臨み、大きな話題を呼んだ。

 

 Xでも「家族思いのダルビッシュさんらしい」との投稿が多数寄せられた。

 

 一方で、この日の試合について、Xではこんな投稿も目立つ。

 

パドレスが勝つことによって大谷翔平の報道が少なくなってダルビッシュや松井裕樹にスポットが当たるようになってほしい》

 

《大谷が凄いのはもう分かってる事だけどダルビッシュをもっと報道してくれ》

 

《ドジャースが勝ちました!いえーい!じゃねぇよ。パドレスにも日本人いるだろう。完全にドジャースと大谷びいき》

 

 

 今季だけでなく、大谷が海を渡ってからは、ほとんどの中継が大谷の出場試合だった。飛び抜けた成績が続くとその傾向は強まり、ダルビッシュや前田健太、菊池雄星らが先発しても、たいていの場合、結果がニュースで短く報じられるだけ。

 

「今季でいえば、今永昇太は15勝3敗という、新人王に輝いても文句のない成績をあげながら、先発した試合が中継されることはほとんどありませんでした。

 

 今永のほかにも、鈴木誠也や吉田正尚といった日本人野手の活躍を知りたいファンも、大谷の活躍に比例して増えているはずですが……。

 

 ちなみに、9日にポストシーズン通算5勝めを飾ったダルビッシュ有も、長期離脱したわりには今季7勝3敗、防御率は3.31と、決して悪い成績ではありません。今季、日米通算200勝を達成していることを考えれば、もっと注目されてもよいのでは、と思いますが」(スポーツ記者)

 

 試合結果だけでなく、結婚、そして元通訳の横領事件まで、大谷に関する報道はさらに増えていく。そんななか、プロボクサーの那須川天心が4日、『news zero』(日本テレビ系)に出演し、連日報道される大谷について 「野球はよくわかんないですね」と前置きしつつ、「大谷翔平ばっかで飽きないんすか?」と発言した。

 

 これまでなら炎上しかねないストレートなこの発言に対し、Xでは賞賛する声も聞かれる。

 

《那須川天心かっけえわ! 大谷翔平ばっかで飽きたからテレビみなくなった》

 

《他の選手が活躍していても大谷翔平の犬、嫁、凡退に尺割いたりしてりゃ嫌味の一つでも言いたくなるんじゃないかな》

 

 ちなみに、10月9日の試合では、ド軍は1点のビハインドに最後まで泣き、敗北を喫している。これでド軍は、パ軍に1勝2敗と崖っぷちに追い込まれた。

 

 それを伝えたワイドショー『ゴゴスマ』(TBS系)は、試合後の大谷の「シンプルに2勝することだけ」のコメントを中心に進行した。ド軍に勝ってほしい気持ちがありありと映ったが、パ軍にはダルビッシュと松井裕樹の日本人2人がいることを忘れたかのようだ。

 

 もちろん、大谷の偉業が素晴らしいことは間違いないが、もっと光が当たってもよいはずの日本人メジャーリーガーがまだまだいるはずだ、と考える野球ファンは多いのだろう。

( SmartFLASH )

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