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皇治を直撃 那須川天心には「みんなあなたが負けると言ってます」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.18 20:00 最終更新日:2020.09.18 20:00
――天心選手を倒すイメージはできてますか?
皇治 天心が言ってたやないですか、俺に『絶望を与える』って。自分は絶望を与えられても、そこから奪い取る準備が、ムッチャできてるんですよ。たぶん、あの子は俺に攻撃されることも想定外やと思うんですよ。俺は何されても想定内なんで。そこの強みはありますよね。もう記憶ぶっ飛ばす以外、俺を倒す方法なんてないですよ。
――これで、皇治選手が天心選手を喰ったら、ますます知名度が上がりますね。
皇治 格闘技界が盛り上がりますよね、俺が看板になったほうが、よっぽど。俺が看板になったら、UFC超えますよ。
――皇治選手がこれまで、しきりに「挑む」という言葉を使ったり、「勝ち負けよりいろんな姿を見せたい」という発言をしていたので、それが保険をかけているようにも聞こえてしまう部分があったんですけど、今回の発言を聞いて、全然違うんだなと思いました。
皇治 俺が「挑む」って言ってるのは、天心に挑むっていうよりは、今回すべてが新しい挑戦じゃないですか。RIZINのリングに上がるのも初めてだし。それに、今はコロナ禍で、みんな守りに入ってると思うんですよね。俺も31ですけど、こういうときやからこそ、挑むことに意味があるという。挑んだから得られるもんがあんねんでっていうのを見せたいんですよ。だから、勝たなきゃ意味ないんですよ。
――どんな試合展開を考えていますか?
皇治 俺は1ラウンドから3ラウンドまでフルで殴りにいって、ホンマに倒しにいくんで。今までは「勝ちたい」試合が多かったけど、今回は「倒したい」が強いし、今回は怖いっていうのが1個もないんですよ。前まではけっこう自分も背負うものがあったんですよね、やっぱり失いたくないっていう。でも今回、俺はいろんなもん失ってここに来たんで、あとは奪うだけなんですよ。
――秘策はあるんでしょうか?
皇治 もう決まってるんですよ、やることは。やること決まってるヤツがいちばん強いんですよ。普通は格闘家って、これからのプランだったり、自分自身を強くするために練習することが多いと思うんですけど、自分は今回、天心を泣かすためだけの練習をしてるんで。詳しくは言えないですけど、時間を区切ってやってみたり、いろんなことをやってます。
――格闘家・皇治としては、今もまだ進化の過程ですか?
皇治 なんかね、進化してますね。するもんなんですね。俺も31だし、15年やってるんで、もう限界かなと思ってたんですけど、強くなってるんですよ。だから、やめられないというか。わかりやすく言えば、前の武尊戦のときより全然強いですよ、今の俺は。
――31歳という年齢を考えると、「命を賭けられるのは残り数戦」とも言っていましたが、天心戦の次の展開も考えていますか?
皇治 誰もが盛り上がるカードやりたいんですよ。ボブ・サップとか。
――盛り上がるかもしれないですけど、体格差がありすぎますが……。
皇治 いや、やりますよ、俺は(笑)。それぐらいの勢いですよ。天心とボブ・サップを比べたら、100%ボブ・サップのが怖いですよ。でも、それで盛り上がるなら、やりますよっていう考えなんで。今回、天心が怖いなんて1ミクロンもないんですよ。だいたい、本来やったら例年この季節は、海で大勢の女のコと遊んでる時期なのに、それを2019年と2020年はしてないんですよ。ホンマにもう、この2年間、楽しみを奪われてるんで、それを全部、天心にぶつけます。ホンマに、こいつのために、女をどれだけ我慢させてるか……俺に会いたい女たちを。
――皇治選手の女好きキャラはガチなんですね(笑)。
皇治 めっちゃ好きですよ。でもね、自分で言うのもあれなんですけど、ホンマめっちゃモテるんですよ。
――天心戦、ホントに期待してます!
皇治 頑張ります! 「FLASH」の表紙にしといてください!(笑)
写真・久保貴弘