スポーツ
キラー・カーン容疑者の「ふらつき自転車運転」は地元で有名だった!
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.09 21:12 最終更新日:2020.12.09 21:22
東京・新宿区内の道路上を自転車で走行中、20代の女性と接触してけがを負わせ、そのまま走り去ったとして、12月8日、元プロレスラーのキラー・カーン容疑者(73)が、ひき逃げ容疑で書類送検された。女性は前歯を折るなど全治1カ月の重傷だった。調べに対し、カーン容疑者は「接触したことはわかったが、そのまま自分の店に行ってしまった」と、容疑を認めているという。
【関連記事:キラーカーンの店「居酒屋カンちゃん」を覆面取材】
「現場はJR新大久保駅の近く。韓流ブーム以降、大勢の人が行きかうようになりましたが、自動車1台がやっと通れるくらいの路地で、自動車や自転車が通行人と接触するなどのトラブルは日常茶飯事でした」(近所の住人)
カーンは大相撲に入門した後、1971年にプロレスラーへ転身。生粋の日本人ながらモンゴル人キャラで活躍し、海外でも大きな人気を得た。居酒屋を新宿区内で開業したのは約30年前。プロレスラーを引退後は本格的に経営を始め、2016年から現在の場所に店を開いていた。新潟出身のカーンだけあって、地元の地酒を豊富に取り揃えているのが自慢だ。サインや思い出話にも気さくに応じてくれるため、現役時代からのファンが遠方からも訪れていた。
「居酒屋への通勤は自転車。前後のカゴに仕入れた食材を詰め込んだキラーが、大きな身体(公称195cm)を丸めるようにして、ママチャリで走る姿は、新大久保名物のようになっていました。新型コロナによる自粛期間中は店を閉めていたようですが、昨今のプロレスブームもあって、お店はなかなかの繁盛店でしたよ」(同前)
現役生活の中で慢性化した脚の不調と、引退後の2014年、転倒による頸椎損傷で、一時は車椅子生活を余儀なくされていたというカーン。歩くときには杖が手放せない状態だったにもかかわらず、自転車には乗り続けていた。
「カーンさんの自転車はいつも、ものすごくふらついていました。あまりに危ないので、地元ではカーンさんの自転車には近づかないようにしていたくらいです」(近所の別の住人)
さらに最近では、加齢による変調も見られていた。
「注文を間違えることは以前からよくありましたが、最近は、ほとんど覚えていない、ということも。また、気に入らないお客と口論を始めることもありました。一度、検査してもらったほうがいいとすすめていたんです」(居酒屋の常連客)
事故について「深く反省している」とコメントを発表したカーン。これを機に、自転車からも“引退”したほうがよさそうだ。