「優勝したらブレイクする!」
ゴルフ記者がこぞって予想していたのが松森彩夏(22)。
170cmのスラリとしたモデル体型で、すでにファンも多い。昨年から優勝争いを何度も経験しながら悔し涙を流してきたが、10月「富士通レディース」で2位に4打差をつけ、プロ4年めにして、やっと初優勝を飾った。
母親の亜規子さん(46)は、娘の成長ぶりをこう話す。
「小さいころはとにかく活発で、30分とじっとしていられない子でした。常に手を繫いでないと心配なぐらい(笑)。大好きなお爺ちゃんに会いたい一心で、4歳のときに一緒に練習に行っていたのが、ゴルフを始めたきっかけです」
父の転勤で、小学5年で神戸に移り住むと、「江連忠ゴルフアカデミー」に、妹の杏佳さん(21)と通いはじめた。
「そのときに、上田桃子さんや諸見里しのぶさんがいらしたんですが、カッコいい2人にすっかり憧れてしまったようで。そのころから『プロになりたい』と、口にするようになりました」
その後も夢は変わらず、2013年のプロテストで一発合格。願いをかなえた。
「性格が真面目で努力家。そこだけは私に似ています(笑)。1勝で満足することなく、2勝3勝と積み重ねていってほしいですね」
(週刊FLASH 2016年11月8日号)