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プロ野球解説者、ファン2000人に聞いたベスト1位は「藤川球児」2位は?

スポーツ 投稿日:2021.07.04 16:00FLASH編集部

プロ野球解説者、ファン2000人に聞いたベスト1位は「藤川球児」2位は?

7位にランクインした里崎智也(元千葉ロッテ)

 

 6位は宮本慎也(元ヤクルト)、7位は里崎智也だ。

 

「宮本さんへのファンからの評価は、『バントに対する考えは深い』『内野守備の話はさすが』などで、玄人好みの解説は一流です。ただ、声の聞き取りにくさや、イントネーションの悪さを指摘する視聴者もいます。

 

 また、お眼鏡にかなわない “二流” のプレーに対しては厳しく、『ネチネチうるさい』と、嫌うアンチもいます。

 

 里崎さんはプロ野球YouTuberの第一人者として、開幕から自身のチャンネルで全試合解説をおこなうなど、観ている試合の多さは球界随一。視聴者からも『なるほどと思わせる解説はさすが』『これだけしゃべれるとは思わなかった』と、キャッチャー経験者ならではの奥深い解説が高評価です」(A局プロデューサー)

 

■「予言」のような配球の読みがズバズバと当たる

 

 8位には完全試合男・槙原寛己(元巨人)、9位に新井貴浩(元広島など)、10位には梨田昌孝(元近鉄)がランクイン。

 

「槙原さんには『いつまでもパーフェクトゲームの話とか、バックスクリーン三連発の話ばかりしているが飽きない』との声が集まりました(笑)。

 

 新井さんは落ち着いた語り口と、真面目な人柄が高評価のようですが、『真面目すぎておもしろくない』とも評される借りてきた猫状態なところもあり、視聴者は物足りなさを感じているようです。ファンは人気者だった “アライさん” としての解説を待ち望んでいます。

 

 梨田さんは捕手出身の監督経験者で、選手からの信頼も厚い。さらに『とつとつと語る口調は渋味があり、落ち着きを感じる』と、支持者のほとんどが50歳以上です」(B局プロデューサー)

 

 以下、11位には「監督時代に勝てなかったので、逆説的な分析に説得力がある」という、巨人の前監督・高橋由伸。13位には「メジャー経験者だけに、外国人選手に対する見方はなるほどと思わされる」という川上憲伸(元中日など)、14位には「こんなにひょうきんな人とは思わなかった」という前田智徳(元広島)など、アラフィフの “若手” がランクインした。

 

 ベテラン勢では、「控え選手にも目を向ける解説が素晴らしい」という田尾安志(元中日など)が12位に。

 

 16位には「なんだか元気はもらえるが、あまり解説に中身がない」という中畑清(元巨人、ちなみに嫌いな解説者でも3位)。18位には「『お~ん』『そりゃそうよ』という口癖を聞くのが楽しい」という岡田彰布(元阪神など)などが名を連ねた。

 

「下位で注目したいのは福本豊(元阪急)。『飲み屋の隣の席に野球好きのおっちゃんがいるような感覚』といわれる “居酒屋解説” が高評価です。

 

 圏外ですが、達川光男(元広島)も、同じ “居酒屋解説” の雄。投手が投げるより先に球種を言い当てる『サイン盗み』が得意技です。精神論重視の川藤幸三(元阪神)も、 “居酒屋解説” に定評があります」(野球ライター)

 

 今回のアンケート結果を受けて、長年野球中継に携わってきたスポーツ担当プロデューサーが総括する。

 

「藤川さんの支持票の多さには驚きました。視聴者からの声で多かったのは『配球』というキーワード。藤川さんの『予言』のような配球の読みがズバズバと当たり、さらに投手や捕手、打者、それぞれの選手たちの心理状態まで細かく解説しているのが好評のようです。

 

 赤星さんも、解説者としては藤川さんより先輩との自負もあり、現場取材を熱心におこなっていて、話すポイントを的確にまとめています。さらに、藤川さんにない部分を打ち出そうと、万人受けするわかりやすい言葉を選んでいる感じが見受けられます。

 

 今回のアンケート結果で意外だったのは、阪神をはじめとした西日本の球団OBが多かったことです。関西出身の解説者のほうが、関東の解説よりも “本音” が出ることが多く、それぞれの個性が出て楽しいのかもしれませんね」

 

(週刊FLASH 2021年7月13日号)

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