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『ライオンズナイター』40周年…斉藤一美アナも思わず泣いた、起死回生の逆転本塁打

スポーツ 投稿日:2021.07.22 11:00FLASH編集部

『ライオンズナイター』40周年…斉藤一美アナも思わず泣いた、起死回生の逆転本塁打

熱闘が続く西武ドーム

 

 文化放送が開局70周年を迎えた。声優&アイドル番組、パ・リーグ中継、みのもんたや梶原しげるの伝統を受け継ぐ局アナたちの冠番組――。固定ファンを多数抱え、親しみやすさは随一のラジオ局だ。

 

 なかでも人気なのが、2021年、放送開始40周年を迎えた『文化放送ライオンズナイター』だ。とことん西武びいきに徹したスタイルは、テレビもラジオも巨人戦一辺倒だった当時、画期的だった。

 

 斉藤一美アナに、忘れられない場面を教えてもらった。

 

 

 

 2012年4月26日のソフトバンク戦は、鷹にカモにされていた獅子が、敵地3連戦での勝ち越しを劇的に実現した一戦だ。

 

 僅差のビハインドで、9回表2死満塁。マウンドには、ソフトバンクの絶対的守護神・ファルケンボーグ――という土壇場で、起死回生の逆転本塁打を放ったのが、米野智人選手だった。

 

 オープン戦のときから、「ランナーがいなければ気楽に打てるのに、チャンスで回ってくると緊張する」と、私に歯痒い想いを吐露していただけに、感激もひとしおだった。

 

 引退を覚悟し、捕手から外野手へ転向した彼がベースを一周する姿を実況しながら、私は図らずも号泣してしまった。じつに恥ずかしいが、生涯忘れえぬ試合である(寄稿)。

 

斉藤一美アナ
53歳 松坂大輔のデビュー戦を実況。『斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!』を担当

 

(週刊FLASH 2021年7月27日・8月3日号)

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