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なぜか謹慎処分も解かれ……中田翔「無償トレード」で巨人が日ハムに返した“二岡騒動”の恩

スポーツ 投稿日:2021.08.21 11:00FLASH編集部

なぜか謹慎処分も解かれ……中田翔「無償トレード」で巨人が日ハムに返した“二岡騒動”の恩

写真・朝日新聞社

 

 暴行事件で無期限出場停止処分をくらい、放出待ったなしとされていた中田翔(32)が急転直下、8月20日に “紳士の球団” 読売ジャイアンツへの無償トレードが決まった。さっそく一軍練習に合流すると、40スイングで柵越え8発を放った。

 

「中田は謹慎中の身ではありましたが、野球協約上は日本ハムが中田に課した出場停止処分を解除した日から試合への出場が可能。

 

 

 トレードが発表されたこの日、日本ハムは処分を解除したため、すぐにでも試合出場が可能となります。無期限出場停止がリセットされた形ですから、いかがなものかと。

 

 年俸も3年契約の3年め、推定年俸3億4000万円を日割りですから、中田は全然損していません。日ハムは厄介払いができて万々歳、巨人は手薄な一塁手を補強できた、という状況ですね」(野球ライター)

 

 じつはこの電撃トレード、2008年オフに二岡智宏を日ハムに引き取ってもらった借りを返したとの見方がされている。

 

「第2次原政権の時期です。当時、怪我で二軍落ちしていた二岡智宏が、元フリーアナウンサーのタレント・山本モナと五反田にある1泊9800円のラブホテルで密会、不倫騒動で大騒ぎになりました。

 

 ちなみにこの件に対して、巨人OBの王貞治(当時ソフトバンク監督)が『(プロ野球選手が)9800円のところに行くのは、いかんわな』とズレまくった苦言を呈して話題になりました(笑)。

 

 二岡は丸刈り姿となって謝罪したものの、シーズンオフに日本ハムにトレードで放出され、不良債権を日ハムが救済したとも言われました」(野球ライター)

 

 当時の“問題児”を受け入れてくれた日ハムへの恩返し、ということなのだろうか。

 

 今回の中田獲得は、栗山英樹監督と原辰徳監督のホットラインで決まったとの話も出ているが、実際はその前に複数球団に断わられていたという話もある。

 

 巨人なら中田は主将の坂本勇人の一つ下、チームの中心選手である菅野智之、丸佳浩らと同級生ということもあり、お目付け役は多数。若手への悪影響も最低限で済むかもしれない。

 

「オリックス、ヤクルトは断わったという話が漏れ聞こえていますね。中日という噂もありましたし、複数の球団へ打診していたと思われます。

 

 栗山監督は『本当に原さんを含め、ジャイアンツもすごく覚悟がいることだと思う。感謝しかない』とコメントしていましたが、本音でしょうね。

 

 原監督には梨田昌孝氏と稲葉篤紀氏からも打診があったという話もあります。どこも引き取ってくれなかったら、シーズン終了まで謹慎のままだったかもしれません」(スポーツ紙記者)

 

 SNS上では「さすがに謹慎解除早すぎない?」「いいタイミングで事件起こしてくれた、これで体よく高年俸ゴミ処理できるわ」「巨人ゴミ拾いするの好きだよな」など、さんざんな言われっぷり。

 

 原監督は「まだ32歳、才能ある野球人である。過去、現在、未来すべてを共有する覚悟で、ジャイアンツとしてもう一度チャンスを与えるべきだと思いました」と語っていたが、一軍で活躍できなければバッシングは必至。

 

 中田は「第2の清原」として活躍できるだろうか――。

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