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本田圭佑「大麻より車のほうが人を傷つけている」…“合法化” 熱弁に「論点のすり替え」と厳しい批判
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2021.10.15 20:04 最終更新日:2021.10.15 20:04
元サッカー日本代表の本田圭佑(35)が、自身のYouTubeチャンネルにおいて、DJ社長率いるRepezen Foxxとコラボ。9月30日に投稿された動画内で「大麻合法化」に関する発言をしたことが話題を呼んでいる。
本田のコラボ相手として、Repezen FoxxからはDJ社長と銀太が出演。「Repezen Foxxのこれから」というテーマで、DJ社長は「いつか大麻の仕事をしたくて」と語り出した。
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「合法化、合法化がいろんなところで進んでいったときに、違法が合法になるときっていちばんビジネスチャンスあるじゃないですか」とDJ社長。
さまざまなYouTuberや有名人がしがらみによって大麻の仕事ができないであろうなか、そこに飛びつけることが自分たちの “強み”であると展望を語った。
これに対し本田は「やるなら当たり前ですけど、合法的にやるじゃないですか」としたうえで、「あとはイメージ。イメージは、人が納得したら変わるわけでしょ」と、大麻について語り出した。
アルコールもケンカやトラブルの原因になるが、飲み方次第で楽しくなることを踏まえ、「大麻も、まさにCBDに関してはちゃんと医療だし、THCに関してもアルコールよりは依存度も別にそこまで強烈になくて、もっと言えばトラブルが少ない」と説明。
(※CBD、THCどちらも大麻草などに含まれる大麻成分。THCには向精神作用があり、日本では規制されている)
大麻の合法化については「いかにちゃんとした情報を発信して、納得させられるかにかかってるわけですよ」とDJ社長らに語りかけた。
さらに、「人間は必要なものに対してはいい面しか見ず、悪い面は見ない」と持論を展開。
車を例に出し、「大麻が人を傷つけている人数と、車が人を傷つけている人数、一回全部数字を出せって話なんですよ。断然車ですよ」とし、アルコール、大麻やタバコについては「悪い面」しか見られていないと熱弁した。
「たしかに大麻については、ニューヨーク州も合法化するなど、世界各国が続々と解禁し、『グリーンラッシュ』と呼ばれる経済効果も起こっています。
これを踏まえ日本でも、厚生労働省が2021年1月から6月にかけて『大麻等の薬物対策のあり方検討会』を計8回にわたって開催していますが、解禁への道は遠そうです。
そもそも、医療用途があるとはいえ、大麻はあくまで “嗜好品” です。それを流通業者や地方在住の人にとって “必需品”である車と比べる本田さんの持論に、疑問の声が上がっているのです」(全国紙記者)
ネットでは、本田の発言に対し厳しい指摘が多く寄せられている。
《「人は必要な物に対しては良い面しか見ず、悪い面は見ない」というのは大いに賛成する。ただ、車と大麻じゃ比べるものが全然違うよ……》
《必需品と嗜好品を同じ土台に乗っけたらダメでしょ。論点のすり替えでしかない》
《合法化賛成派の人ってこういう持論しか語らないから、納得もされないんだよ。こういう発言は、科学的な論理をもって合法化を推進する人の足も引っ張ることになると思うよ》
突然大麻について発言したことで、本田に失望が集まってしまったようだ。