《体重差がありすぎると、K1チャンピオンでもYouTuberに負けてしまうのか……》
12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催された格闘技イベント「RIZIN.33」。かねてより “注目のカード” とされていた、YouTuberのシバターと、元K-1ウェルター級王者の久保優太の対戦がおこなわれた。結果は、シバターが1ラウンドに久保の腕を決めて勝利。
「格闘技経験者といえど、YouTuberとしての活動が目立つシバターさんが、元K-1王者に勝利するという “番狂わせ” は大きな話題となりました。勝利したことによって、さらに世間の目を引くことができましたから、YouTuberとしても得でしょうね。
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しかし、格闘技ファンはやはり両者の “体重差” が気になっていたようです」(スポーツ紙記者)
試合前日の公開計量では、シバターは88.65kg、久保は76.20kgで計量をパス。両者の体重差は12.45kgと大きなものだった。冒頭のコメントは、格闘技では “異例” ともいえるその差を疑問に思うファンの声だ。
「対戦カード発表時、想定体重では、15kg以上の体重差があった。ただ、体重の軽い久保選手は『グラウンド状態での足および膝による頭部、顔面への攻撃』を有効と選択したため、計量時に15kg以上の差があっても、上記攻撃は有効とみなされる取り決めだったのです。
シバターさんは、昨年のRIZIN大みそか大会でも、かつて “魔裟斗2世” と言われたHIROYA選手に一本勝ち。実力はお墨付きでした。さらに今回は圧倒的に体重差で有利があった。“勝って当たり前” という下馬評を受けていた久保選手はちょっと気の毒に映りましたね……」(前出・スポーツ紙記者)
冒頭の声に加え、ネットでは、今回の対戦カードにさまざまな声が寄せられている。
《これほんとびっくりしたんだけど、体重差があるとしても片やチャンピオンまでなった選手で当然ながらめちゃくちゃ強い。それに勝ったシバターは普通に称賛されていい》
《レギュレーションはお互い納得の上でのことだと思うんだけど、ルールがシバターに有利だったもんなぁ…久保なら覆せると思ったけど、やっぱ体重差は無理やね。気の毒にだし、モヤモヤするかも》
《あれだけシバターの奇襲作戦として知られすぎている飛びつき腕十字にはまるとは!!恐れられていた勝っても当たり前,負けたら大損失の後者が現実のものとなった……》
入場の際にはヘラヘラ三銃士、てんちむ、DJまる、ヒカルらYouTuber仲間を引き連れていたシバター。試合後には「みんな来てくれて俺の背中を押してくれました。みんな俺が負けると思っただろ!ざまあみろ!YouTuberは強いんだ~!」と言いながら涙を流した。
“迷惑系YouTuber” と言われたシバターも、今日は多くの人から賞賛をうけたようだ。
( SmartFLASH )