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女子フィギュア・ワリエワ選手、禁止薬物200倍検出に広がる落胆…「体は大丈夫?」との声も

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.02.17 17:28 最終更新日:2022.02.17 21:20

女子フィギュア・ワリエワ選手、禁止薬物200倍検出に広がる落胆…「体は大丈夫?」との声も

ワリエワ選手(写真・JMPA)

 

 ドーピング問題の渦中にいる、北京五輪フィギュアスケートのカミラ・ワリエワ選手(15)。ショートプログラムではトップのスコアをたたき出し、2月17日のフリーで、メダルをかけて演技を披露する。

 

 しかし、IOCの広報責任者は、この日に出る結果は「暫定的なもの」として扱うことを明らかにしているという。

 

「ワリエワ選手は、去年12月のドーピング検査で、禁止薬物のトリメタジジンの陽性反応が出たことが、五輪期間中に明らかになりました。スポーツ仲裁裁判所は、ワリエワ選手が15歳と “要保護者” にあたることを考慮し、出場の継続を決定。

 

 

 ただ、ドーピング疑惑は晴れたわけではありません。IOCは、ワリエワ選手が3位以内に入った場合、フラワーセレモニーやメダル授与式を実施しないと発表しています」(スポーツジャーナリスト)

 

 2月15日の『ニューヨーク・ポスト』によれば、ワリエワ選手が提出したサンプルから、トリメタジジンに加え、ハイポキセンとL-カルニチンの2種の薬物使用が確認されたという。どちらも禁止薬物ではないが、トリメタジジン同様、持久力を高める効果があるとされている。

 

 ワリエワ選手側は、禁止薬物の検出について、「心臓病の治療を受けている祖父と同じコップを使用した」と、薬の混入を主張しているという。

 

 一方、アメリカの反ドーピング機関のタイガート委員長は、17日、CNNの取材に対し、「ワリエワ選手は意図的に競技力向上物質を服用したとみられる」と私見を述べている。

 

「ワリエワ選手の尿サンプルが検出されたトリメタジジンの濃度は1ミリリットルあたり2.1ナノグラムと分析された。これはサンプル汚染と判明した他のスポーツ選手と比較して、およそ200倍にあたる」とも明かしたという。

 

“200倍” という衝撃的な数字に、ネット上では「いったいなぜ?」という落胆に加え、ワリエワ選手の体を心配する声も多く集まっている。

 

《おじいちゃんの薬がちょっと口に入ったとか言うレベルじゃないじゃん…》

 

《え、まって体の方が心配なんだけど??これからの長い人生、スケートやめてから体に不具合でないの??やめてあげてよこんなことするの》

 

《ワリエワちゃん、体大丈夫なんですかね…。他の方も体を心配してるけど、ほんとなんなんだろう…200倍て…》

 

 女子シングルスのフリーは今夜おこなわれるが、はたしてどのような結末に終わるのか。誰もがモヤモヤした気持ちで見ることになりそうだ。

 

( SmartFLASH )

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