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高梨沙羅「それでも進み続けないと」…復活Vを喜ぶ姿に「貴女の笑顔が大好き」との声
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.03.03 21:10 最終更新日:2022.03.03 21:10
ノルウェーのリレハンメルでおこなわれたノルデックスキーW杯・ジャンプ女子個人で、高梨沙羅(25)が優勝を飾った。これにより高梨は、自らがもつ男女合わせた歴代最多勝利数を「62」に伸ばした。
1回めに130mを飛んだ高梨は2位につけ、続く2本めは、132mの大ジャンプ。総合得点は291.5点となり、北京五輪女子個人で銅メダルを獲得したニカ・クリズナー(スロベニア)を抑えての勝利となった。高梨は、「優勝できたことに驚いています。今日はとても嬉しい」と大きな喜びを見せた。
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スポーツジャーナリストがこう話す。
「北京五輪では、“スーツ規定違反” で失格となり、悔し涙を流した高梨選手。このときは高梨選手を含め、4カ国5人の選手が失格となりましたが、『通常なら1人しかいない検査官が3人いた』『普段なら手を水平に伸ばすのに、なぜか頭の上に手を置かされた』など、従来と異なる検査方法に不信の声が集まりました。
その後、インスタグラムに真っ黒な画像を貼り付け、《私の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です》と謝罪しました。高梨選手の悲痛な言葉に、『自分を責めないで』と心配のコメントが寄せられましたが、今回、見事な復活Vとなりました」
高梨は、3日夜にインスタを更新し、《オリンピック後は、またこの場に立つことを想像できなかったけれど》としたうえで、こう綴った。
《心の整理もつけきれず、試合に出場することも試合当日の朝まで決めかねていましたが、それでも進み続けないといけない時があると思うことができ、私自身ここに立つまでに沢山の人たちのメッセージに励まされ、支えられました》
ネット上には、高梨の優勝を祝福するコメントがあふれた。
《オリンピックの事件でどん底突き落とされてからの復活V!このニュースを見て、思わず涙がこぼれました》
《不安だらけの世の中、五輪後のニュースで一番嬉しい。飛んでくれてありがとう沙羅ちゃん》
《貴女の笑顔が大好きです、優勝おめでとうございます。とても、とても幸せなニュースでした》
高梨選手の優勝を受け、ドイツのスキー専門メディア『スキースプリンゲン』は「困難を乗り越えてW杯に戻ってきたサラ・タカナシが見事な優勝を飾った。この上ないカムバックだ」と伝えている。
劇的な復活を果たしたエース高梨の、さらなる飛躍に注目が集まる。
( SmartFLASH )