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「大谷翔平の価値は年80億円」米メディアの “最高年俸” 報道が素直に喜べない理由…メジャー移籍から5年で92倍に高騰
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.06.18 19:25 最終更新日:2022.06.18 19:30
6月16日、『ニューヨーク・ポスト』が、米大リーグで2023年オフにフリーエージェントになるエンゼルス・大谷翔平の契約延長について報道した。
現在、年俸550万ドル(約7億4000万円)の大谷に、MLB史上最高年俸のメッツ・シャーザーの4333万ドル(約58億円)を上回る年俸が予想されているという。
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記事のタイトルは「エンゼルスは大谷翔平という難問を抱えている」。他球団の幹部は、大谷と契約するため、「4年で総額2億ドル(約268億円/平均年俸67億円)を出すチームがたくさんいる」と語ったという。加えて、大谷の妥当な年俸は6000万ドル(約80億円)とも試算している。
2018年に大谷がメジャー移籍したときは、メジャー最低年俸54万5000ドル(当時のレートで約7000万円)だった。今回の報道が仮に実現すれば、2023年からの年俸は5000万ドル(67億円)。メジャー移籍から5年で、約92倍に高騰することになる。
「驚きの数字ですが、エンゼルスとしてはジレンマでしょう。昨季はMVPを獲得し、二刀流をものにしている大谷を、エンゼルスはもちろん引き留めたい。
しかし、マイク・トラウト外野手らのように大型契約を結んでいる選手もいますから、大谷に高額な年俸を支払えば、他の選手と契約できなくなってしまう可能性もある。その場合、チームの勝利は遠のいてしまいます」(野球ライター)
米メディア『ジ・アスレチック』では、6月15日、エンゼルスが非公式に、代理人と大谷の契約延長について話し合いの場をもったと報じている。
エンゼルス側は、大谷と契約延長するにはシャーザーの4330万ドル超えの年俸を用意する必要があることは理解しているが、長期契約には消極的だったという。
大谷自身は、2021年10月の記者会見で、エンゼルスとの契約延長について「この4年間一番近くで支えてもらった球団なので、もちろんオープンな気持ちで話す」と前向きな言葉を語っている。
はたして、大谷はどんな道を選択するのか。国際的な注目が集まっている。
( SmartFLASH )