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中田翔、四番で存在感を発揮「日ハムへの出戻り話」もなくなった!
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.08.18 23:05 最終更新日:2022.08.18 23:09
巨人91代四番の中田翔(33)が、存在感を発揮している。打撃不振の岡本和真(26)に代わって8月11日の中日戦から移籍後初となる四番に座ると、4試合連続で打点をマーク。17日現在、四番としての成績は6試合で打率.363、2本塁打、7打点と、主軸として申し分ない成績を残している。
中田四番に関しては、否定的な意見も多かった。まだコンスタントに結果を出していなかっただけに、「巨人の四番イコール球界の四番。中田では荷が重過ぎる」と辛辣なことを言う巨人OBもいたほどだ。そうした雑音を自らの打撃で払拭したことになる。
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ではなぜ、原辰徳監督(64)は中田を抜擢したのか。巨人担当記者が語る。
「中田は日ハム時代、打率は低くてもここぞというときに打ち、味方の信頼を獲得しました。実際、日ハムで不動の四番となり、打点王を3回も獲得した。
一方、原監督は打率の低さを気にしていたんです。だから、本塁打を打っても二軍落ちということがあったわけです。ただ、岡本が打撃不振に陥ったこともあり、中田の打率の低さには少々目を瞑り、勝負強さに賭けて四番に据えたのです。
また、中田は頼られると意気に感じ、俄然力を発揮するタイプです。原監督からも『四番を任せた』と言ってもらったようで、現在は精神的にも乗っている状態です。
また、坂本隼人、丸佳浩とは同い年で仲がいい。中田は、昨年や今年二軍落ちのときなどは孤立していた感じがありましたが、今はこの2人がサポート役になっていることも大きいでしょう」
じつはこんな話もあったという。
「中田は、昨年と今年の前半戦の不調により、今季終了後には『日ハムに戻る』といった噂が出ていました。2021年8月に暴力事件を起こして出場停止中に巨人へ移籍した際、日ハムのファンに対しても正式な謝罪のメッセージを出していませんでしたから。ところが、この活躍で、出戻りの話もなくなったようです」(スポーツ紙デスク)
巨人は現在、3位と5位を日替わりのように行き来するなど苦しい戦いが続いている。球界の盟主としての最低ラインであるCS進出には、91代四番の打棒が絶対必要だ。
( SmartFLASH )