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「地獄の3年間でした」中日・立浪和義監督、退任発表にファン我慢の限界…「東京中日スポーツ」宅配版には掲載間に合わずの珍事

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.09.19 19:30 最終更新日:2024.09.19 19:32

「地獄の3年間でした」中日・立浪和義監督、退任発表にファン我慢の限界…「東京中日スポーツ」宅配版には掲載間に合わずの珍事

退任を発表した立浪監督(写真・時事通信)

 

「このタイミングで言うのはどうかと思うのですが、勝負の3年めに結果を出せなかった。これは自分の責任。今年限りで当然、辞めさせていただきます。けじめはつけます」

 

 9月18日、今季、バンテリンドームでは最後となる阪神戦に敗れた中日ドラゴンズ立浪和義監督が、試合後、球団側に辞任を申し入れ、了承された。

 

 生え抜きのスター監督としてチーム再建に大きな期待を寄せられた立浪監督だったが、2022年と2023年は球団史上初の2年連続最下位という不名誉な結果に終わる。3年契約の最終年、再起をかけて臨んだ今季も、まさかの最下位が見えてくる中での決断となった。

 

 

「そんな立浪監督といえば、数多く見られた不可解な采配とともに、独特の語録も話題となりました。2021年オフの監督就任会見では、2021年シーズンのチーム本塁打がリーグワーストの69本と貧打にあえいでいたチームの現状に『打つ方は1年間本当に打てないと言われましたけれども、必ずなんとかします』と力強く宣言。しかし、2022年は前年の本塁打数を下回る62本という結果になりました。2022年オフにDeNAにトレードした京田陽太内野手をシーズン中に2軍に強制送還した際には、報道陣に『戦う顔をしていない』と説明。このセリフはドラゴンズが負けるたびに、散々ネタにされました。

 

 今季は待望の長距離砲の中田翔を獲得し、4月に6連勝を飾ると『今年は違うって言っているじゃないですか』と自信を見せましたが、勢いは続かず。借金8で5位だった7月25日には、スポーツ紙の取材に『負けると思ったら負けるし、勝てると思ったら勝てる。豊臣秀吉が言っていましたよ』と、ファンの神経を逆撫でするかのようなコメントを出していました」(スポーツ紙記者)

 

 立浪監督が退任を表明した18日、Xには「立浪退任」など、立浪監督の関連ワードが複数トレンド入り。立浪監督の辞任に、X上では、立浪監督の労をねぎらう声もあるものの、

 

《やっとですね。地獄の3年間でした》

 

《ようやくギブアップ宣言ですか。遅すぎるくらい っていうか、この時期まで決断を先延ばしした球団側にも責任がある》

 

《立浪辞任報道の日が豊臣秀吉の命日だったらしくて爆笑してる》

 

 など、3年間の鬱憤をぶつける声も多くあがった。

 

 そんななか、ドラゴンズの親会社である中日新聞社が発行する「東京中日スポーツ」の9月19日宅配分に、立浪監督退任の報道が間に合わなかったという珍事が。本来なら一面トップで報じられるはずの「立浪監督退任」が、親会社のスポーツ紙に載らないとは一大事だ。同紙を愛読する都内の中日ファンが語る。

 

「私は練馬区在住で、試合が延長戦になった場合に新聞に勝敗の結果が載らないことはしばしばありますが、それにしても自分たちが所有する球団の監督退任が記事になっていないとは……。今朝、発表された砂田毅樹投手の引退は中面で記事になっていただけに、立浪監督と中日新聞社との関係も気になるところです」

 

「ミスタードラゴンズ」と呼ばれた男は、志半ばで去ることになった。

( SmartFLASH )

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