スポーツスポーツ

長嶋茂雄氏が持つ“生への執念”…骨折した翌年に444本め本塁打、長期入院も「壮絶リハビリ」で復帰

スポーツ 投稿日:2022.09.14 06:00FLASH編集部

長嶋茂雄氏が持つ“生への執念”…骨折した翌年に444本め本塁打、長期入院も「壮絶リハビリ」で復帰

2019年9月、次女の三奈さんとともに、東京ドームでおこなわれた最終戦の観戦に訪れた長嶋氏。彼女が、父親の闘病生活を支えている(写真・共同通信)

 

「父は昨日から一般病室で手足のリハビリを始めています。意識ははっきりしていて、声も力強く元気です」

 

 巨人の終身名誉監督・長嶋茂雄氏(86)が、都内の病院に救急搬送されたことを受け、次女の三奈さんが9月9日、球団を通じてコメントを発表した。

 

 長嶋氏は6日午後、体調不良を訴え、緊急入院。脳内に出血が見られたものの、早期に処置したため重篤な状態ではなく、意識もはっきりしていると関係者は説明していた。

 

 

 現役、監督時代も幾多の苦難に打ち勝ってきた。1973年には右手薬指を骨折し、南海との日本シリーズは一塁コーチとして出場。球団は引退をすすめたが「プレーして引退したい」と現役続行を訴え、翌年、引退試合となった中日戦で通算444本めの本塁打を放ち、ファンの涙を誘った。

 

 1994年10月8日、中日との優勝決定戦では、「勝つ! 勝つ! 勝つ!」と選手を鼓舞し、優勝を飾った。2004年3月には、心原性脳塞栓症を発症して長期入院を余儀なくされた。

 

「壮絶なリハビリを続け、表舞台に復帰しました。まさに“生”への執念を感じました」(巨人担当記者)

 

 今こそ「勝つ! 勝つ! 勝つ!」という言葉を贈りたいと願うファンは多いはずだ。

( 週刊FLASH 2022年9月27日・10月4日合併号 )

続きを見る

スポーツ一覧をもっと見る

スポーツ 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事