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プロ野球ドラフト目前、6球団が「1位指名公表」の違和感…ファンは「ドキドキがダダ減り」理由は?

スポーツ 投稿日:2022.10.18 16:40FLASH編集部

プロ野球ドラフト目前、6球団が「1位指名公表」の違和感…ファンは「ドキドキがダダ減り」理由は?

甲子園でガッツポーズをする浅野翔吾(写真・時事通信)

 

 10月20日におこなわれるプロ野球ドラフト会議を前に、ある異変が起きている。12球団中6球団が1位指名選手を公表しているのだ。

 

 現時点で、公表した球団と1位指名予定選手は以下のとおり。

 

・巨人 浅野翔吾(外野手・高松商高)
・広島 斉藤優汰(投手・苫小牧中央高)
・オリックス 曽谷龍平(投手・白鴎大)
・ソフトバンク イヒネ・イツア(内野手・誉高)
・西武 蛭間拓哉(外野手・早稲田大)
・日本ハム 矢澤宏太(投手・日本体育大)

 

 

 この異例の事態に、「50年近い日ハムファン」を公言するタレントの伊集院光も、

 

《ドラフト。今年は各球団が一位指名を事前に発表する傾向。なんか話し合いみたいで不思議。さて、残るチームはすでに発表された選手に挑むか否か》

 

 と、自身のTwitterに投稿した。

 

 なぜ、こんなことになっているのだろうか。“炎のストップウオッチャー” こと野球ライターのキビタキビオ氏はこう語る。

 

「今年はいわゆる “目玉候補” が多くないという背景があるのは確かだと思います。そのなかで、できれば競合を避けたいという、けん制の意味合いでの1位指名公表です。

 

 巨人の浅野選手、西武の蛭間選手あたりはそういう指名でしょう。広島の斉藤選手、ソフトバンクのイヒネ選手は、以前であれば “隠し玉” 的な指名選手だったはずです。

 

 しかし、報道量が多いいま、“隠し玉” はないと言っていい。はずれ1位で取られるくらいなら確実に、という1位指名だと思います。

 

 また12月におこなわれる『現役ドラフト』の影響もありそうです。初の試みなので、どう動くのか、よくわからない。なので、新人ドラフトでは取りたい選手を手堅く取っておきたい、失敗したくないという考えがあるのでは」

 

 この “指名公表合戦” にSNSでは、

 

《牽制し合ってるんだろうけど、ドキドキがダダ減りでつまらないと思うのは私だけ?》

 

 という声も。だが、1位指名で公表されている選手でも、他球団が指名する可能性はゼロではない。

 

 1位指名を公表しない方針の中日立浪和義監督は、「早めに言えば単独で取れそうな感じで、公表していると思う」と分析している。ひょっとして、「抽せん上等」と勝負に出る球団があるかも!?

( SmartFLASH )

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