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「日本はドイツに勝てる」「久保建英はスペインを脅かす」現地敏腕記者たちが予想するW杯“死のリーグ”のゆくえ
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.11.02 08:30 最終更新日:2022.11.02 08:46
11月20日(現地時間)に開幕するサッカーのカタールW杯。
日本は1次リーグのグループEでドイツ(同23日)、コスタリカ(同27日)、スペイン(12月1日)と対戦する。日本が悲願とするベスト8に進出するには、同グループで2位以内に入り、決勝トーナメントへ進むことが必須。
しかし、いずれも優勝経験のあるドイツ(4度)、スペイン(1度)と鎬を削る同グループは、日本がこれまで出場した6会と比較して、もっとも難関といえる。
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今回、両国の敏腕記者に、日本代表をどう見ているのか、本音を直撃した。
エドゥ・ポロ記者(スペイン)
’76年生まれ ムンド・デポルティボ紙記者。’14年ブラジル大会、’18年ロシア大会など、近年のW杯を現地取材。ユーロも継続的に取材している。ふだんはバルセロナの番記者を務め、現監督シャビにもっとも近い記者として名を馳せる
ティム・ミラー記者(ドイツ)
’87年生まれ レヴィーア・シュポルト紙、フンケ・メディアグループの記者を経て、’16年からフリージャーナリストとして活動。現在は、ブンデスリーガ公式サイトやフンケ・メディアグループに寄稿する
ティム・ミュラー
ポロ記者(スペイン・以下、P) W杯はどの試合も油断できない。ただ、客観的に見てこのグループは、スペインとドイツが頭ひとつ抜けている。W杯での経験値や、欧州トップクラブで主力としてプレーする選手数はスペインとドイツが上。コスタリカが勝ち上がる可能性はほぼゼロだが、日本は欧州でプレーする選手数を見ても侮れない存在。久保建英はレアル・ソシエダで好調だし、昨季ヨーロッパリーグでバルセロナを破り、結果的に優勝したフランクフルトの鎌田大地ら実力者もいる。
ミュラー記者(ドイツ・以下、M) スペインとドイツが1次リーグを突破する可能性はきわめて高い。とはいえ、ドイツにとって難しいグループであることも事実。日本は組織として十分に機能しており、守備が堅く、怖い相手だ。