ゴン中山監督誕生でJ3に「ジュビロ磐田」黄金世代が集結！ファンが期待する “漫画仕込み” の戦術

 

　来季ついに「ゴン監督」が誕生する。11月13日、ジュビロ磐田の中山雅史コーチが退任、J3アスルクラロ沼津の監督に就任することが発表された。

 

「ゴン」の愛称で知られる元日本代表FWの中山氏は、2015年に47歳で沼津入りし現役復帰。2021年1月、53歳で30年間の現役生活にピリオドを打った。その後、現役時代に長くプレーした古巣・ジュビロ磐田のコーチに就任していたが、磐田は来季のJ2降格が確定している。

 

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　指揮を執ることになった沼津は、今季J3で15位に低迷。3年連続で2桁順位に低迷しているクラブの再建を託されることになる。

 

　この発表にはサッカーファンも納得のようで、

 

《もちろんジュビロの監督もいつかはって思ってるだろうけど、監督として下から力をつけたほうがいいし、英断だと思う》

 

《ただ監督やるだけならば全国的に有名なジュビロのが良いだろうが、長い目で見ると沼津で経験積んでからJ1のクラブで指揮執れるようになったほうが賢明だろう》

 

《沼津もゴンの人気で盛り上がるだろうし、今ジュビロの監督やるより全てにおいて良いと思う》

 

《ジュビロの監督に将来就任するよりJ3沼津を強化してJ2→J1と下剋上させていったほうがゴンさんらしいと思う》

 

　といった声があがり、現役時代には体を張る泥臭いプレーで沸かせた中山氏の “成り上がりロード” に期待する声が多く聞かれる。

 

「中山氏は、時間を見つけてはサッカー漫画を読んでいて、ユース世代の育成を描いた『アオアシ』や監督を主人公にした『ジャイアントキリング』を大いに参考にしているそう。

 

『アオアシ』で、2001年の磐田が執った伝説の戦術『N-BOX』が描かれた際は大興奮していました。目立つことが好きな中山氏ですから、メディアが飛びつくような新しい戦術を見せてほしいものです」（サッカーライター）

 

　来季のJ3は、往年のジュビロファンにはたまならない顔ぶれが揃う。

 

「中山氏のほかにも、ジュビロ黄金時代を支えた名波浩氏が松本山雅FC、服部年宏氏が福島ユナイテッドFCの監督を務めており、かつてのチームメイトがJ2昇格をかけて戦うことになります。

 

　ここにJリーグ加盟を目指す沖縄SVを率いる高原直泰氏が加わってくれば、さらに激アツなんですが」（同）

 

　伝説のサッカー漫画『シュート！』公式スピンオフコメディ『シュート！の世界にゴン中山が転生してしまった件』にも登場したことのある中山氏。J3監督に “転生” し、どんなサッカーを見せてくれるだろうか。

( SmartFLASH )