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W杯コスタリカ戦中継の「テレビ朝日」局内は意気揚々「50%超えで『紅白』倒す」…懸念は本田圭佑擁する「ABEMA」だけ

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.11.25 18:38 最終更新日:2022.11.25 18:48

W杯コスタリカ戦中継の「テレビ朝日」局内は意気揚々「50%超えで『紅白』倒す」…懸念は本田圭佑擁する「ABEMA」だけ

11月23日深夜、日本代表の勝利で湧いた渋谷の若者たち(写真・つのだよしお/アフロ)

 

 11月23日、サッカー日本代表は「FIFAワールドカップ カタール2022」のグループリーグ初戦で、強豪国のドイツに2対1で逆転勝ちを収めた。

 

 日本代表は次戦、11月27日にコスタリカと対戦。この試合に勝利すれば、スペイン対ドイツの結果次第で、2大会連続のグループリーグ突破が決定する。

 

 この試合に向けて、俄然、鼻息が荒くなっているのが、コスタリカ戦を中継予定の「テレビ朝日」だ。

 

 

「コスタリカ戦は、放送時間が日曜日の午後7時ですよ。ファミリー層が観る “ゴールデンど真ん中” の最高の時間帯。当初は、山場が第3戦のスペイン戦になると思っていましたが、まさか初戦のドイツに逆転勝ちして、第2戦に山場が周ってくるとは……」

 

 興奮気味にこう話すのは、テレビ朝日関係者だ。

 

「NHK総合で中継されたドイツ戦の世帯平均視聴率は35%以上を弾き出しました。これもすごい数字ですが、そのドイツ戦の勝利で、コスタリカ戦はさらに注目が高くなっています。テレビ朝日としては、全社をあげて、日曜のコスタリカ戦を盛り上げるつもりです」

 

 たしかに、テレビ朝日系列では、ドイツ戦から一夜明けた24日の『報道ステーション』で、番組時間の半分以上をカタールW杯の話題に費やしていた。

 

 25日も、MCの3人が日本代表ユニフォームをまとった『グッド!モーニング』で始まり、次の『羽鳥慎一モーニングショー』では番組開始から、じつに1時間30分近くカタールW杯の話題を続けた。

 

 こうした努力を続けているテレビ朝日の、狙う “目標” とは――。

 

「数字でいえば、50%超えも目指せるんじゃないかと、社内では盛り上がっています。そして、年間最高視聴率を記録して、大晦日の『NHK紅白歌合戦』を倒す。これも現実的な目標だと思っています。

 

 第2戦に負けて、スペイン戦が “運命の一戦” になるかも知れませんが、そちらは明け方4時開始。視聴率的には、コスタリカ戦のほうがはるかに有利だと踏んでいます」(同)

 

 しかし、思わぬ敵は “身内” から生まれるかもしれない。

 

 初戦のドイツ戦を含め、今大会で全試合を生中継しているのがネットテレビ局の「ABEMA」だ。テレビ朝日も出資しており、実況には同局アナウンサーも起用されている。

 

「ABEMAは、ドイツ戦で過去最高視聴者数を叩き出しましたが、それだけでなく、本田圭佑さんの解説が非常に話題を呼びました。コスタリカ戦も本田さんの起用が決まっており、そことの “競合” だけが唯一の気がかりです。

 

 といっても、ABEMAは “テレビ朝日系列” ですから、どちらで観ていただいても会社的には問題ないんですけど(笑)」

 

 今回のカタールW杯では、日本テレビ、TBS、テレビ東京の民放3局が中継から撤退した。残り3局が、大きな「賭け」に勝とうとしている――。

( SmartFLASH )

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