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W杯、解説者も“世代交代”松木安太郎は本田圭佑へ、中山雅史は“お祭り男”槙野智章に、“辛口”セルジオ越後の「後継者」は?

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.05 17:58 最終更新日:2022.12.19 16:16

W杯、解説者も“世代交代”松木安太郎は本田圭佑へ、中山雅史は“お祭り男”槙野智章に、“辛口”セルジオ越後の「後継者」は?

写真・JMPA

 

 ピッチ外でもここまでスムーズに世代交代が進むとは、メディア関係者も驚いたことだろう。サッカー通から“にわかファン”まで、日本代表の快進撃に沸いているW杯。その盛り上がりに一役買っているのが、解説者たちだ。

 

 現役選手、引退組問わず今大会で解説者デビューした人も多いが、中でも、もっとも注目を浴びているのが、本田圭佑氏だろう。ABEMAで解説を務めたスペイン戦では、「(スペインは)こいつが嫌っていうやつ、いなくないすか?」「大丈夫。大丈夫。スペインもう手ないよ!」「安心して見れますね」と“応援解説”。これには視聴者から「松木安太郎の後継者」との声が飛び交った。

 

 

「サッカー中継で、長らく“鉄壁”を誇っていた松木安太郎氏の枠をこじ開けましたね。選手としての実績が抜きんでているので、『本田が言うならそうなんだろう』と思わせる説得力が段違い。忖度ナシの本音を言うのも、根底に選手リスペクトがあることが伝わるので、嫌味がない。

 

 ときおり織り込むギャグや、アナウンサーの間違いをさりげなくフォローできる地頭のよさも素晴らしい。解説者の福田正博氏も、サッカーを知らない人でも楽しめるような本田の解説を『松木さんに近いかなと思います』と称賛していました。地上波でも本田の解説を聞いてみたいですね」(スポーツライター)

 

 ピッチレポーターでは、「ゴン中山」こと中山雅史氏の後継ポジションに、槙野智章氏が収まった。

 

「『お祭り男』と称される槙野氏のキャラは、中山氏に通じるところがある。ABEMAでピッチリポーターを務めたスペイン戦では、“三笘の1mm”について、『出てないぞ。出てないぞ。ラインを割ってないぞ。俺の目の前だったぞ』と、絶対的な自信にあふれるコメントで、反響を呼びました。ただ、途中出場したスペイン選手について『ルイス・エンリケ監督の娘とつき合ってるんですよ』と、いらぬ情報を入れて本田にたしなめられていたように、中山氏に比べて“お調子者キャラ”の度合がまだ掴めていないようですね」(前出・スポーツライター)

 

 そして、ほかの解説陣とは一線を画す“辛口路線”なのが、田中マルクス闘莉王氏だ。ネット上では「セルジオ越後の後継者」との声も。

 

「現役時代は『闘将』と呼ばれた闘莉王氏ですが、引退後はさらにとがったコメントが目立ちます。大会前に日本代表のFW3選手の実名を挙げて『ヘボ』とブッタ斬り、森保一監督がメモを取っていることにも『意味がない』とバッサリ。W杯でのコスタリカ戦前には久保建英について『大人と子供の戦いみたいな感じ』と辛らつな見解を示し、サブ降格を求めていました。試合に勝つとすぐに浮かれがちなメディアの中でも、気を引き締めるよう促す発言をし、なかなか褒めることをしないセルジオ越後氏のスタイルにそっくりです。野球でいえば、『サンデーモーニング』(TBS系)での『喝』が人気だった、張本勲氏のポジションでもありますね」(前出・スポーツライター)

 

 長らく“ドーハ世代”以前の独壇場だったサッカーの解説者界だが、次のW杯では陣容がガラリと変わっているかもしれない。

( SmartFLASH )

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