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『キャプテン翼』ファン歓喜!「南葛SCスタジアム」計画で見えてきた「23区初のJリーグチーム」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.01.25 22:10 最終更新日:2023.01.25 22:10
1月23日、東京都葛飾区は、Jリーグの基準を満たすサッカー専用スタジアムの建設に向けて、JR新小岩駅近くの運動場を取得する方針を明らかにした。
文部科学省の外郭団体が所有する総合運動場など約6万8000平方メートルの敷地で、新小岩駅から徒歩10分弱。取得費用は約350億円と想定している。
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区を本拠地とする「南葛SC」は、人気サッカー漫画『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一氏がオーナーだ。J1昇格を目標に掲げており、区は将来的に「南葛SC」のホームスタジアムとして活用する方針だ。
そのため、J1基準である1万5000人以上のスタジアムを想定。建設コストは130億~150億円、維持管理・運営費は年間2.9億~3.3億円を見込んでいる。スタジアムが建造できれば、J1基準のサッカー専用スタジアムが東京23区内に初めてできることとなる。
サッカー元日本代表で、現在「南葛SC」に所属する関口訓充選手は、1月23日、自身のTwitterにこう書きこんだ。
《きたきたきたぁー!! 葛飾区を盛り上げ、地域のみんなから愛されるクラブ、それが全国に広がり、いずれ世界でも有名なクラブになる!って夢です! でも夢は口に出していいんです!!》
「南葛SC」は、1983年に地元社会人サッカークラブとして設立され、高橋陽一氏の後押しも受け、2013年に「南葛SC」に改称。社会人3部リーグから地道に昇格を重ね、2021年、関東1部リーグへの昇格を果たした。「23区初のJリーグチーム」を最大の目標にしている。
昨シーズンは、元日本代表の稲本潤一選手、今野泰幸選手、関口選手らが加入。大型補強で、まずはJリーグの一つ手前のJFL昇格を目指している。
「チームは地元愛を売りにしていて、選手たちは地元企業とも交流。ジュニアサッカー大会を実施するなど、区も積極的に支援しています。
現在は、1000人規模を収容できる奥戸総合スポーツセンター陸上競技場がホームグラウンドですが、J3に昇格するためには、5000人規模を収容できるスタジアムの整備が必要でした。今回、区が本腰を入れたことで、J2、J1にも昇格できるホームスタジアムの計画が示されたわけです。
JR新小岩駅は、2023年冬に駅ビルが開業予定。2029年には南口に地上39階の大型複合施設の開発が進められ、2024年度に着工する予定です。駅から徒歩10分弱にホームスタジアムが建設されれば、集客が大いに見込めるはず。地元では今回の話で持ち切りです」(地元住民)
SNSでも、夢の「南葛SCスタジアム」計画に歓喜する声が多くあがった。
《自治体がJサポと同じ目線で考えていた訳で、これはもう、どう考えても南葛SCが立地の重要性を説明しまくってたに違いない。南葛SCの勝利》
《うまく行政と連携している南葛SCの動きが活発。やはり行政区は強い》
《コレ、葛飾区と南葛SCがしっかりと問題意識を共有して適切に対応出来たからの話だよね あとはスタジアム建設資金と何よりも成績だわな》
『キャプテン翼』を生んだ街が、本腰を入れて目指すJ1入り。まずは、今シーズンでJFLに昇格できるか、注目だ。
( SmartFLASH )