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【WBC】キャッチャー甲斐の指に「黄色いマニキュア」で「なぜ?」 疑問の声 爪を保護する以外の目的とは
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.03.12 21:04 最終更新日:2023.03.12 21:09
「あれ? 甲斐、指に黄色いマニキュアしてる?」
3月11日、東京ドームでおこなわれたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドB組のチェコ戦に、10-2で勝利した日本代表「侍ジャパン」。試合中、捕手としてスタメンで出場した甲斐拓也(ソフトバンク)の右手5本の指には、黄色いマニキュアが施されているように見えた。
Twitterで「甲斐 マニキュア」と検索をかけてみると、同じように思っていた人が一定数いたようで、
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《おじさんの気のせいかね甲斐選手がマニキュア塗っとるように見えたのは》
《甲斐選手のマニキュアって何か意味あるのかなー?野球やったことないからわからん!》
などの声があり、やはり、甲斐がマニキュアをしていることに違和感を覚えた視聴者はいたようだ。
ピッチャーの場合、爪割れを防ぐために透明のマニキュアを塗ることもある。しかしキャッチャーの甲斐が、マニキュアを塗る意味は?
「甲斐のマニキュアは、爪を保護するためと、サインの視認性を高めるためです。過去には、巨人の小林誠司捕手もマニキュアを塗り、話題になったことがありました」
そう語るのは、スポーツ紙ライターだ。
「捕手は1球ごとに、股の間からピッチャーに投げさせる球種のサインを出しますが、そのサインがピッチャーから見えにくいことがあるんです。そこで、キャッチャーが指の爪にマニキュアを塗ることで、サインを見えやすくしているのです。より見えやすくなるという理由で、蛍光色を使う捕手が多いですね。時期ははっきりとはわかりませんが、2010年代半ばころから、日本でもちらほら見かけるようになったように思います」
また、捕手のマニキュアはピッチャーだけではなく、野手にもサインを見えやすくするためだという。
「内野手は守備についているとき、キャッチャーの配球やコースを見て、微妙に守備位置を変えたりします。あと半歩の差でアウトにできなかった、みたいなことを防ぐためです。キャッチャーのサインが見えなければ、彼らは守備位置を変えられないですからね」(前出・スポーツライター)
こうした事情から、日本でもメジャーでも、爪を目立たせるようになった捕手は増えているようだ。
「実際にそうしているピッチャーがいるように、爪割れなどを防ぐ目的で、マニキュアを塗っている捕手もいるかもしれませんが、いまは爪に貼るタイプの『ネイルシール』というものが発売されており、これを爪に貼っている選手が多いようです。
たとえば一般社団法人アスリートネイル協会の『アスリートネイル』という商品は、白、黄色、ピンクと、3種類の色が発売されていましたが、2022年に新色のグリーン・オレンジ・ブルーが追加されています。甲斐選手の場合も、実際のマニキュアではなく、このシールの可能性が高そうです」
仲間のために、爪にまでこだわるキャッチャー魂。あらためて、侍ジャパンにエールを送りたい。
( SmartFLASH )