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与那覇勇気、那須川天心をKO宣言「俺の牙は鋭いぜ!」…プロボクシングデビュー戦を前に不敵な笑み

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.07 06:00 最終更新日:2023.04.07 06:00

与那覇勇気、那須川天心をKO宣言「俺の牙は鋭いぜ!」…プロボクシングデビュー戦を前に不敵な笑み

那須川天心の写真を持ち、ポーズを取る与那覇

 

「山下(正人)会長から電話があったときは、気持ちがたぎりまくって『やります!』と即答しましたよ。なんで自分が選ばれたかわからないけど、俺には華があるし、ルックスもいいから、試合は絶対に盛り上がりますよ(笑)」

 

 47戦無敗という圧倒的な強さで、キックボクシング界の “神童” と呼ばれる那須川天心(24)のプロボクシングのデビュー戦が、4月8日におこなわれる。

 

 

 その対戦相手に指名されたのが、冒頭のテンション爆上がりの与那覇勇気(32)だ。彼も日本バンタム級4位の実力者だが、対戦相手をリスペクトしながらも、さらに饒舌にふるう。

 

「彼の築き上げてきた実績はすごいものがあるので、それは素直に認めたい。会見での第一印象? 相当な覚悟を持ってボクシングに転向したんだなというのは感じました。ただ、オーラはまったく感じなかったですね。俺のほうがあったんじゃないかな(笑)。

 

 俺は普通のボクサーとは違う野性的な動きをするので、実際に対戦したらびっくりすると思いますよ。数多くのボクサーのなかからよく俺を選んでくれたなと、感謝しかない」

 

 ビッグネームとの試合を間近に控えた与那覇に臆する気持ちは微塵もない。それどころか、試合が待ち遠しいと言ってのける強心臓ぶりだ。

 

「今は『食う』ことしか考えてないですよ。今までだったら、有名なほうが勝つシナリオみたいなものがあったかもしれないけど、今回ばかりは俺が絡んでるわけだから例外もあるよと(笑)。格闘技ファンは、俺のことを知らないから “噛ませ犬” だと思ってるだろうけど、俺のほうが牙は鋭いから噛みつく側だと思ってます(笑)。

 

 単純にスピードだけなら、向こうが上かもしれないけど、殺傷能力に関しては、絶対に俺のほうがあります。だって、俺のリングでのミドルネームは “ザ・ハンター” ですから」

 

 試合当日のKOのイメージはもう出来上がっているようで、ニヤリと不敵な笑みを浮かべながら、こう続けた。

 

「あれだけのビッグネーム、実績を上げてきたヤツの顔面なりボディなりに、自分の拳がめり込むのかと、考えるだけでゾクゾクする。毎日、頭の中でKOシーンをイメージしてます。

 

 特に何ラウンドでこうするとかは決めてないですが、言えるのは『ヒョイヒョイ避けて、ドカン!』。(相手のパンチを)避けて、(自分のパンチを)バン! とシンプルに。隙を見せた瞬間にガブっていくよって、野生の感じですね」

 

■KO勝利後はコーナーポストから投げキッス

 

 ジムの先輩でもある、元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏からも助言を得たという。
「長谷川さんからは『頑張ってな』というのと『サウスポー対策じゃなくて、那須川天心という男の対策をしろよ』と、アドバイスをもらいました。彼のキックボクシングの試合を何度か見たことがありますが、漫画みたいなトリッキーな技を繰り出して、ドラゴンボールかと驚きました(笑)」

 

 リングを離れれば2児のパパ。勝利の瞬間をいちばん見てほしいのは、5歳と生後6カ月の、2人の娘だという。

 

「上の子には『負けたらあかんで』と言われてます(笑)。口から+(プラス)の言葉を吐き続けたら『叶』(かなう)という字になる。この言葉が好きで、娘2人の名前にも入れてるんです。俺も絶対に有名になると、小さいころから言い続けてきましたし、その夢を叶えられるような激闘を娘たちに見せたいですね。

 

 もちろん、ゴールはそこじゃないんですが、ただ普通にチャンピオンになるよりも、那須川戦がすごくいいステップになって、チャンピオンへの道に繋がる試合になればいいなと思う。今回は、それくらい意味のある “決闘” なんですよ」

 

 KO勝利後の歓喜のイメージを聞いてみると――。

 

「スカッと勝ったときはコーナーポストに登って、投げキッスをするんです。今回は、とっておきのキッスを投げますよ!」

 

写真・谷本潤一 取材&文・北浦勝広

( 週刊FLASH 2023年4月18日号 )

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