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エンゼルス、ブルペン崩壊で屈辱的な敗戦「大谷トレード待ったなし」の声強まるも「可能性ゼロ」報道が飛び出す理由

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.05.14 14:50 最終更新日:2023.05.14 15:15

エンゼルス、ブルペン崩壊で屈辱的な敗戦「大谷トレード待ったなし」の声強まるも「可能性ゼロ」報道が飛び出す理由

写真:AP/アフロ

 

 5月14日(日本時間、以下同)におこなわれたガーディアンズ戦で、エンゼルスは屈辱的な大逆転負けを喫した。

 

 6-2と4点リードで迎えた8回裏、エンゼルスはリリーフ投手のワンツ、テペラがガーディアンズ打線につかまり、一挙に6失点。6-8と逆転され、そのまま試合終了となった。

 

 大谷翔平は3番・DHで出場し、4打数1安打。3回にはレフトへのタイムリーツーベースを放った。

 

 

「エンゼルスのブルペン陣の弱さは、開幕前から指摘されていました。しかも、キハーダとウォーレンが肘を痛め、ともにトミー・ジョン手術を受けて、今季は絶望的となっています」(スポーツライター)

 

 さらにエンゼルスにとって悪いことに、主軸打者の一人であるアンソニー・レンドンがこの試合の途中に「左脚付け根の張り」を訴えて交代。ここ3年はケガが多く出場が少なかったものの、今年はチームトップの打率.301と好調だっただけに、今後への影響が心配されている。

 

 この悪夢のような逆転負けに、エンゼルスの公式Twitterは大荒れ。

 

《あの状況でテペラを出すなんて信じられない。奴は最悪のリリーフだぞ(編集部訳、以下同)》

 

《恥ずかしい負け方。そしてレンドンが故障?“エンゼルスの野球”が戻ってきたな》

 

《このチームには本当にうんざりしている》

 

 こうなると、出てくるのが、

 

《これこそ大谷が移籍したがる理由》

 

《シーズンが終わって大谷が出ていく前にトレードすべき。そして有望な若手選手を獲ってくれ。チームを再建するなら今だ》

 

 という、大谷のトレードに関する意見だ。もはやエンゼルスのファンでさえ、大谷がこのチームには見合わないことを十分に理解しているようだ。

 

「大谷が8月2日の期限前にトレードされる可能性は依然高いと言えるでしょう。ただ、それを否定する意見もあります。

 

 スポーツ専門局ESPNは他球団幹部の話として『期限前にチームが完全崩壊しない限り、エンゼルスが2021年のア・リーグMVPをトレードする可能性はゼロだ』というコメントを紹介し、話題となっています。つまり、エンゼルスがプレーオフに進出できるかどうかが決め手になるということです。

 

 またエンゼルスのオーナー、アート・モレノ氏について『現代のベーブ・ルースを追い出した男』になりたくないのだろう――との推測もされています。

 

 二刀流の元祖、ベーブ・ルースをヤンキースに売ったとして、当時のレッドソックスのオーナー、ハリー・フレイジーは後世にまで批判の対象となりました。その二の舞はごめんだということでしょう」(スポーツライター)

 

 エンゼルスはここまで21勝19敗で、ア・リーグ西地区では首位レンジャーズから3.5ゲーム差の2位。ア・リーグは東地区の5チームがいずれも勝率5割以上で、エンゼルスがプレーオフに進出するとすれば、ワイルドカードの可能性はきわめて低く、となれば西地区で優勝するしかない。

 

 これからの2カ月が、大谷の将来を決めることになりそうだ。

( SmartFLASH )

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