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石川昂弥の「怠慢走塁」に中日ファン激怒、OBからも辛辣な声やまず…京田の強制送還と比較する声も
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.05.19 16:10 最終更新日:2023.05.19 16:17
開幕して2カ月も経たないうちに、1位の阪神と11ゲーム差をつけられ、気づけばセ・リーグ最下位を独走中の中日ドラゴンズ。こんな状況だからこそ、中日ファンはせめて全力でプレーする選手の姿を見たいはずだが、5月18日の阪神戦で、中日の若き4番、石川昂弥が呆れるばかりの怠慢プレーを犯してしまった。
石川の怠慢プレーが飛び出したのは1-4と、3点を追う8回裏2アウト1・2塁の場面。2塁ランナーの石川は、村松の左翼線へのヒットでホームへ。ところが、石川は生還を確信してか、本塁手前でスピードを緩めてしまう。3塁に向かっていた1塁ランナー細川は、阪神の左翼ノイジーの好返球にタッチアウト。
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石川がホームベースを踏んだ瞬間と細川の憤死のタイミングがほぼ同じに見えたため、立浪監督はリクエストを要求。石川が細川より先にホームを踏んでいれば中日に1点が入った場面だが、審判は3塁アウトが早かったと判断。中日は2点差に詰め寄る機会を失い、そのまま敗戦。これで5連敗となり、借金は今季ワーストの12となった。
いくら中日の未来を担う4番候補の石川昂弥とはいえ、得点の好機を潰した怠慢走塁にファンの怒りが爆発。
《石川選手が全力で走ってない。ネクストの溝脇選手が抜いていいよという手を挙げてる。ノイジー選手の全力プレー。首位と最下位の意識の違い》
《若手だろうかベテランだろうが怠慢プレーを許してはいけない お金貰ってるプロとして失格 #石川昂弥 は即2軍に落とすべき それで攻撃力落ちても構わない それが出来ないなら #立浪監督 は辞めてください》
などの声があがった。このほか、2022年、立浪監督から「戦う顔をしていない」と名古屋への強制送還(2軍行き)を命じられた京田陽太選手(現・横浜DeNA)を引き合いに、
《京田をああやって落としたんだから石川にも同じことしないと示しがつかない それができないなら「結局立浪って好き嫌いで起用決めてんの?」って話になるだけでしょ》
といったコメントも多く見られた。
石川は、5月13日、ヤクルト戦の3塁守備で1イニング2エラーを犯しながら苦笑いしたこともあり、「戦う顔をしていない」と中日ファンから反感を買っている。
今回の怠慢プレーにはファンだけではなく、中日OBたちからも辛辣な声があがった。
田尾安志氏は自身のYouTubeチャンネル『TAO CHANNEL』で、「ボーンヘッドというより怠慢プレーですね。ドラゴンズOBとして厳しく言いますけど、あんな走塁をしていたのでは、チームの中心選手とは言えません」とコメント。
同じく中日OBで、東海ラジオ『ガッツナイター』の解説をつとめた福留孝介氏は「これは絶対やってはいけないミスです。最後で(スピードを)抜いてしまう。これで村松選手の打点も消えたわけですよ。自分のことだけでなく、チームにも打った選手にも迷惑をかけますし、これは大いに反省してほしいですね」と、OBだからこその厳しい声をあげた。
さらに、対戦相手の岡田監督からも、「一生懸命走らなアカンいうことやろな。安心して走ってるからあんなな、点が入らんようになるんやから」と言われてしまう始末。中日ファンはさぞかし屈辱だろう。
立浪監督が「ネクストにいるバッターも『(早く)来い、来い』とランナーに指示をしっかり出していなかった。そこは反省点」と語ったように、今回の怠慢走塁は石川だけの責任ではない。だが、ファンの怒りは収まりようがなく、爆発寸前だ。
( SmartFLASH )