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「競泳界の竹内結子」大橋悠依は「欅坂46」の大ファン

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2017.08.12 06:00 最終更新日:2017.08.12 06:31

「競泳界の竹内結子」大橋悠依は「欅坂46」の大ファン

 

 また一人、スポーツ界に新星が現われた。池江璃花子(17)や今井月(16)ら、10代の天才少女とは違う。なにしろ大橋悠依は、21歳にして世界と名のつく大会は初出場。にもかかわらず、世界水泳選手権で日本新記録(200m個人メドレー)をマーク。色白でチャーミングな笑顔が似ており、「競泳界の竹内結子」と一躍人気だ。

 

「表彰のとき見ましたが、しゃべり方、手の上げ方、笑い方なんて全然変わっていないですね」

 

 そう語るのは、彦根市立佐和山小学校5、6年時担任の田中岳先生。

 

「どの教科も優秀でした。そして、字がきれい。毛筆でも硬筆でも非常に美しい字を書くんです」

 

 北島康介(34)らを育てた平井伯昌監督率いる東洋大学に在学中だが、大学2年までは貧血などに悩まされ、世界とは縁遠かった。

 

 しかし素質は本物、と大橋の母校・滋賀県立草津東高校の水泳部顧問の福岡恵美子先生が証言する。

 

「滋賀県では抜群に速かったですし、高校3年のときにはインターハイで3位にもなりました。在籍していた体育科の授業ではダンスが好きみたいでした。最初のころはそれほどの腕前ではありませんでしたが、3年ではとても上手に踊れるようになっていましたね」

 

「欅坂46」の大ファンで、いまでもその曲がかかると、ノリノリで得意のダンスをお披露目するとか。そんな姿を何度も見せつけられた選手からは、曲名の『サイレントマジョリティー』をもとに「マジョリーナ」というあだ名をつけられている。

 

 もうひとつ得意にしているのが、おでこにペットボトルをのせて背泳ぎをすること。これはもともと、大橋が憧れている入江陵介(27)の特技。何度も彼の映像を見返して、バランス感覚を磨いた背泳ぎはメドレーの4泳法のなかで最大の武器だ。

 

 刺激し合える“男”の存在も。同じ東洋大学、陸上100mの桐生祥秀(21)だ。滋賀県彦根市の同郷で、中学時代から一緒に表彰を受けてきた2人。桐生はリオ五輪400mリレーで銀メダルを獲得。それが、大橋の負けず嫌いな性格に火をつけ、ようやく同じ世界の舞台に立った。大橋の勝負靴下は「ひこにゃん」。溢れんばかりの“彦根魂”で3年後も旋風を起こす。

 

(週刊FLASH 2017年8月15日号)

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