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山川穂高「強制性交」容疑で西武クビは不可避 窮地の主砲“三軍扱い”で黙々と打撃練習中

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.05.30 06:00 最終更新日:2023.05.30 06:00

山川穂高「強制性交」容疑で西武クビは不可避 窮地の主砲“三軍扱い”で黙々と打撃練習中

ベルーナドームに併設された室内練習場での山川。快音を響かせるも、表情は暗く……

 

 西武の室内練習場で、復帰に向けて一人黙々と打ち込みを続ける大男。だが、表情には覇気が感じられなかった……。

 

 山川穂高(31)が、2022年11月に港区のホテルで20代の知人女性に性的暴行をしたとして、警視庁は5月23日、強制性交容疑で書類送検した。球団は一軍登録を抹消し、試合に出られない“三軍扱い”の謹慎処分を下したが、今後彼を待ち受ける運命とは……。

 

「あの山川が? とみんな口を揃えます」と語るのは、スポーツ紙の西武担当記者だ。

 

 

「彼は野球に対して努力を惜しまない一方、サービス精神が旺盛。紙面で見出しになるようなことを言ってくれますし、それはWBCでも同様でした。ミックスゾーンでの取材では、多くの選手が疲れもあって面倒臭そうに話すなか、『今日は何かありますか?』と率先して話してくれた。メディアにとってありがたい存在だし、真面目な性格なので、いまでも信じられません」

 

 元西武で、現在はキックボクサーとして活動する相内誠氏(28)も同意見だ。

 

「先輩からも後輩からも慕われ、家族思いの人でした。ファンサービスでも学んだことは多かったです。それだけに、今回のことには驚きました。僕個人としては、いまは世間が騒いでいますが、必ず時間が解決するし、それまで山川さん自身が腐らなければ復活できると思う」

 

 送検時、警視庁は「相当処分」という意見をつけた。これは、警察としては起訴するか否かの判断を検察に委ねる、というものだ。司法担当記者が語る。

 

「山川は、警察に対して性行為を認めたうえで、あくまでも合意があったと説明しているようです。今回は相当処分の意見がついたので、和解が成立すれば不起訴になる可能性が高い。ただ、和解協議にあたって、球団は親会社の西武HDと関係が深い弁護士をつけようとしましたが、その弁護士は、山川が女性の主張を認めて謝ることを条件としたため、山川は納得できずに自分で弁護士を雇ったようです。それで、和解協議が滞っていると思われます」

 

 検察の判断は6月中には出るとみられているが、今季復帰は絶望的だという。

 

「女性側の代理人弁護士は、性犯罪のエキスパート。かりに不起訴となっても、検察審査会に持ち込むことは間違いありません。その場合、審査に1年近くかかる可能性があります。もちろん、その間は復帰など望めません」(同前)

 

 球団関係者の見方も厳しい。

 

「問題の社会的影響を考えると、起訴、不起訴にかかわらず、次の司法判断が出る時点で解雇は免れない。もちろん大きな戦力を失うのは痛い」

 

 では、解雇となった場合、山川に残された道は?

 

「メジャー行きが噂されたことがありました。たしかに、メジャーは更生を優先して犯罪には比較的寛容。かつては、刑務所と球場を行き来する選手もいたくらい。ただし、それは薬物やアルコール問題を起こした場合で、暴力犯罪、とくに女性に対するものはたいへん厳しい。2020年にサイ・ヤング賞を獲ったものの、性的暴行疑惑で処分されたバウアーが現在、横浜でプレーしていることからもわかります。なので、山川がメジャーでプレーすることは絶対にあり得ない。もし野球を続けるならば今季は謹慎し、来季から独立リーグを目指すのが現実的でしょう」(球界関係者)

 

「自分は大丈夫」という甘い考えから及んだ行為の代償は大きすぎた。

( 週刊FLASH 2023年6月13日号 )

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