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ソフトバンク和田27勝、ヤクルト石川28勝…42歳と43歳の名投球合戦にSNS沸騰「おじさんたちの最多勝争いが熱すぎる!」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.06.12 20:30 最終更新日:2023.06.12 20:30
6月12日現在、プロ野球の日本生命セ・パ交流戦は、セ・リーグ36勝に対してパ・リーグ33勝と白熱した戦いが続いている。そんななか、注目を集めているのが、交流戦の最多勝をめぐる争いだ。
6月9日のソフトバンク−巨人戦は、ソフトバンクの和田毅が5回2/3を4安打1失点。杉内俊哉(元巨人)らを抜き、石川雅規(ヤクルト)に並ぶ交流戦最多の通算27勝めをあげた。
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和田は2月に42歳となり、プロ21年め。この勝利でチームトップタイの5勝め(1敗)。防御率は2.48で、チーム最年長投手が、先発陣をけん引している。
翌10日のヤクルト−西武戦では、今度はヤクルトの石川が5回2/3を無失点の好投を見せ、1カ月ぶりとなる今季2勝めをあげた。交流戦通算28勝めは歴代単独トップ。和田に並ばれたが、すぐに頭ひとつ抜け出して見せた。
石川は身長167センチの小柄な身体で、ルーキーイヤーの2002年から22年連続で白星をあげている大ベテラン。43歳で球界最年長ながら、チームの連敗を3でストップさせた。
「2人は1997年8月11日、夏の甲子園の1回戦で対戦しています。秋田商で上背のない3年生エースだった石川に対し、和田は浜田(島根)で細身の2年生エース。
試合はサヨナラの押し出しとなり、4対3で石川に軍配が上がったが、続く2回戦で石川は完投するも8失点でチームは敗退。2人ともプロから注目される投手ではありませんでした」(スポーツライター)
だが、石川は青学大で全日本大学選手権を制するなど投手として成長。和田も早大に進学し、エースとして早大52年ぶりの春秋連覇達成に貢献し、プロが注目する投手となった。
甲子園では無名のサウスポーだった2人が、交流戦で最多勝争いを繰り広げていることに、SNSは沸騰。2人を称賛する声があがっている。
《おじさん達の交流戦最多勝争いが毎年熱すぎるんだよな》
《1997年で甲子園で投げ合った、石川雅規(秋田商)vs和田毅(浜田高)の二人がプロに入って、いまだに先発で投げてて、交流戦の通算最多勝争いしているのがすごいなぁと思う!》
《和田毅(ソフトバンク)が勝った次の日に石川雅規(ヤクルト)が勝つの最高すぎない‥? この2人、僕が小学生の頃に甲子園で投げあってたんですよ‥。未だに第一線で投げてるの凄いわ》
日本野球界で最後に通算200勝を達成したのは、中日で活躍したサウスポーの山本昌投手。2008年に200勝を達成したときは42歳11カ月で史上最年長記録となっている。
石川は通算185勝に対し、和田は155勝(日米通算で160勝)。このまま交流戦最多勝争いを繰り広げることができれば、山本投手以来となる「200勝」も夢ではない。
( SmartFLASH )