スポーツ
阪神・佐藤輝が5番復帰も高卒2年目の前川右京が猛追…師匠・糸井の評価は “真逆”
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.06.15 18:40 最終更新日:2023.06.15 18:42
6月14日、阪神の佐藤輝明内野手が2安打を記録した。初回のヒットは、じつに16打席ぶり。オリックスのドラフト1位、曽谷龍平のストレートをライナーで弾き返したものだった。岡田監督は、試合後にこうコメントした。
「たぶん新聞読んでると思ったから」
13日、岡田監督は、スタメン落ちして9回のチャンスで代打出場するも凡退した佐藤輝に対し、「14か15打席ぐらい(ヒットが)が出てないけど、真っすぐをヒットいうたら何打席出てないと思う?」と、2試合連続でスタメンから外した意図を説明。このコメントが、新聞各紙に載ったのだ。
【関連記事:ダルビッシュ有、激怒「二重契約」で団野村をクビに】
見事、結果を残した佐藤輝だが、虎番記者の1人がこう語る。
「岡田監督は選手とは一線を引く人で、基本的には直接指導することはありません。佐藤輝に対しても、コーチを通じて思いを伝えているはずです。
潜在能力の高さは認めていますし、まだまだ期待しています。そうでなければ、13日の2点ビハインドの9回1死一、二塁、つまり、試合の勝負を左右する最重要の場面で、佐藤輝を代打に送るはずがありません」
一方、この記者は、練習中の佐藤輝についてこう語り、さらなる奮起を促す。
「佐藤輝は、がむしゃらに練習するタイプではなく、『ムダかな、いらんかなと思う練習は、あまり積極的にやらなかった』と語っています。
近畿大学の先輩である糸井嘉男も、引退会見で佐藤輝について『もっと練習せい!』と冗談めかして言及していましたが、多くのチームメイトが感じていることだと思います。
バッティング練習で近本光司と佐藤輝が並んで打っていると、その差は明らかです。近本は1球ごとにチェックポイントを速やかに確認し、次から次に打っていきます。
ですが、隣の佐藤輝は、1球打つとちょっと後ろを向いたり、別の方向を見たりするんですね。だから、佐藤が1球打つ間に、近本は3球ぐらい打ってしまう(笑)。差が広がるわけですよね」
スタメン落ちした佐藤輝の代わりに、13日に5番を打ったのが、高卒2年めの前川右京だが、前出・虎番記者は「佐藤輝と正反対で、野球についてはハングリーさの塊だ」と語る。
「糸井も『僕が二軍に落ちたとき、なにかを盗もうとしたのか、ずっと僕の横にいていろいろ聞いてきました』と証言するほど。佐藤輝のバットが無音のまま、一方の前川のバットが火を吹くようなら、前川の5番定着もありえます」
15日のスターティングメンバーは5番佐藤輝、6番に前川となったが、いつ入れ替わってもおかしくないのが現状だ。
( SmartFLASH )