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アンケート「球史に残る名試合・名場面」…「バックスクリーン3連発」「756号」をおさえた圧倒的1位は?【6月25日は「天覧試合の日」】

スポーツ 投稿日:2023.06.25 14:20FLASH編集部

アンケート「球史に残る名試合・名場面」…「バックスクリーン3連発」「756号」をおさえた圧倒的1位は?【6月25日は「天覧試合の日」】

世界新記録となる通算756号ホームランを放った王貞治選手(写真・時事通信)

 

 6月25日は「天覧試合の日」。1959年(昭和34年)のこの日、昭和天皇・皇后両陛下が後楽園球場の巨人-阪神戦を観戦。プロ野球史上初の天覧試合だった。

 

 この試合は、同点で迎えた9回裏に、阪神のエース村山実から巨人の長嶋茂雄がレフトポール際にサヨナラホームランを放つという、劇的な幕切れだったことでも知られる。

 

 また、打たれた村山が生涯「あれはファールだった」と言い続けていたというエピソードも有名だ。まぎれもなく、日本球史に残る名試合・名場面だった。

 

 

 そこで本誌は緊急アンケートを実施。「日本プロ野球の歴史のなかで、あなたがもっとすごいと思う『名試合・名場面』」は何かを、全国の野球好きの30代以上の男性500人に聞いた。対象としたのは、先述の天覧試合を含む、計17の有名な「名試合・名場面」だ。

 

 では、「球史に残る名試合・名場面」、トップ5からみていこう。

 

【第5位】初の天覧試合で巨人・長嶋がサヨナラHR(1959年6月25日)31票

 

 冒頭で紹介した歴史的試合。じつは、この試合ではルーキーだった王貞治も本塁打を放っており、「ONアベック本塁打」の第1号も生まれていた。選ばれた理由は、

 

「長嶋さんは、私たちの世代のヒーロー。まさに伝説の試合です」(70代・岩手県)

 

「60年以上たった今でも語り継がれるような試合。生で見たかった!」(40代・東京都)

 

「テレビや本でしか知らない世代だが、あまりに劇的」(40代・北海道)

 

【第4位】阪神が巨人戦で甲子園バックスクリーン3連弾(1985年4月17日)34票

 

 バース、掛布、岡田の「伝説の3連発」。この年阪神は21年ぶりのリーグ優勝。

 

「当時小学生だったが、いまだに強烈な印象が」(40代・埼玉県)

 

「あの頃の阪神は輝いていた。特に巨人相手で打ったのが最高」(60代・静岡県)

 

【第3位】オールスター戦で阪神・江夏豊が9連続奪三振(1971年7月17日)35票

 

 球宴での最多記録。この試合でセ・リーグは5人の投手の継投で、ノーヒットノーランを達成している。1984年には巨人・江川卓が8連続奪三振を記録。

 

「ファールフライを捕ろうとしたキャッチャーの田淵に、江夏が『捕るな』って言ったはず。いまだに破られていないすごい記録」(70代・大阪府)

 

「阪神ファンです。あの頃の江夏のすごさといったらもう」(60代・京都府)

 

「あの頃のオールスターは、今と違って気迫にあふれていた。そのなかでの記録だけにすごい」(70代・宮崎県)

 

【第2位】巨人・王貞治が756号本塁打(1977年9月3日)42票

 

 ハンク・アーロンの755本塁打を更新し世界一に。この偉業により王は初の国民栄誉賞を授与された。

 

「まだ小学生でしたが、お祭り騒ぎだったことをおぼえています」(50代・愛知県)

 

「巨人は嫌いだったが、王選手は別。そういう人は多かったと思う。もうあれだけ打てる人は出ないだろう」(60代・東京都)

 

「あの瞬間をテレビで観ていた。いまだに記憶に鮮明に残っています」(50代・宮城県)

 

【第1位】日本代表が3大会ぶりにWBC優勝(2023年3月22日)189票

 

 圧倒的な票を獲得したのは、いまだに興奮冷めやらぬWBCでした。

 

「トラウトはじめメジャーのトップ選手と対戦して勝ったことに、第1回第2回とは違う価値があると思います」(70代・福岡県)

 

「とにかく感動した。それに尽きる。野球のすごさを改めて実感した」(30代・埼玉県)

 

「最後の大谷とトラウトの対決はシビれました。あれほどの感動はなかなかない」(60代・兵庫県)

 

「決勝もすごかったけど、個人的には準決勝メキシコ戦での逆転サヨナラ勝ち。村神様!」(30代・福島県)

 

「選手が一丸となっただけでなく、日本中が一丸となった。思い出しても鳥肌が立ちます」(50代・千葉県)

 

 第6位以下は、次のとおり。

 

【第6位】巨人対中日 シーズン最終戦で優勝をかけた「国民的行事」(1994年10月8日)26票

 

【第6位】日本がWBC連覇。イチローが延長で決勝タイムリー(2009年3月24日)26票

 

【第8位】楽天が初優勝。田中将大は同年24勝0敗(2013年11月3日)23票

 

【第9位】第1回WBCで日本が優勝(2006年3月20日)19票

 

【第10位】ロッテ・佐々木朗希が最年少完全試合達成&13者連続奪三振(2022年4月10日)15票

 

【第11位】パ・リーグ優勝をかけた「10・19」近鉄対ロッテのダブルヘッダー(1988年10月19日)12票

 

【第12位】巨人が9年連続日本一を達成(1973年11月3日)10票

 

【第12位】日本シリーズで中日が「完全試合」目前に継投(2007年11月1日)10票

 

【第14位】ヤクルト・村上宗隆が最終打席で日本選手最多の56号本塁打(2022年10月3日)9票

 

【第15位】オリックス・イチローが日本球界初の200本安打(1994年9月20日)8票

 

【第16位】「平成の怪物」西武・松坂大輔が鮮烈デビュー(1999年4月7日)6票

 

【第17位】日ハム・大谷翔平が投手初の先頭打者初球本塁打(2016年7月3日)5票

( SmartFLASH )

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