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後藤祐樹、八街市議選出馬へ 格闘技で対戦した高岡蒼佑から贈られていた「これからの人生」へのエール
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.07.07 06:00 最終更新日:2023.07.07 14:36
歌手でタレントの後藤真希の弟で、ダンスボーカルユニット「EE JUMP」のメンバーだった後藤祐樹(36)が、千葉県・八街(やちまた)市議選(8月20日告示、27日投開票)に出馬すると発表し、話題になっている。
後藤は、7月2日に自身のYouTubeチャンネルを更新。「八街市政に挑戦しようと思っております」と語った。後藤と千鶴夫人は、2019年に東京都江戸川区から八街市に転居。老若男女の友人に恵まれたという。
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「八街に来てから、すごい人生が変わった。この町に来て、俺はいろいろな人に優しく出迎えてもらえて、たくさんの友だちもできた。そういう人たちのために、俺はいろいろな挑戦をして、その代わりにいろいろなチャンスをもらった。今度は、自分自身が何かを変えてあげなきゃいけない」
そう語った後藤だが、その1週間前の6月25日、ひとつの“挑戦”に区切りをつけていた。大阪府堺市でおこなわれた格闘技イベント「競拳23スターファイト」で、高岡蒼佑とキックボクシングルールで対戦し、判定勝ちを飾った。と同時に、格闘技引退を発表したのだ。
「いま、不妊治療をやっています。格闘技は、週5くらいでトレーニングをしますので、どうしても、不妊治療とは両立できない。格闘技は、今回を最後にしようかなと思っています」
2015年から始めたことを公表している不妊治療に、注力したいと語った後藤。もともと、この対戦は高岡からの呼びかけで決まったものだった。6月18日の試合前会見で、高岡はこう語っている。
「(高岡と後藤は)同じ芸能界からドロップアウトしたというか、すごくたいへんな思いをして、過ごしてきた。いろんな思いがあってのいまだと思うので、後藤さんも僕もそうですけど、これからの人生のほうが繁栄できるように、そのいいきっかけとして、今回の対戦を成功させられたらと思っております」
会場からは拍手が起こり、高岡の熱いメッセージに対して、後藤はこのように答えた。
「今回、高岡蒼佑さんのほうからご連絡いただいた際には、正直、迷う気持ちもありました。いまの生活スタイルだったり、妻のことだったりとか、いろんなことを考えましたが、こんな僕に高岡さんからお声かけをしていただいたというのは、いろんな思いがきっとあるのかなと僕自身、思いましたし、このタイミングでこの試合を受けなかったら、高岡さんとは2度と交わることがないのかなと思ったので、今回、この試合を引き受けました」
6月25日の対戦では、攻めあぐねる高岡を、後藤はときおりコーナーに追い詰め、ラッシュをかけた。試合直後、敗戦を覚悟するかのように、ロープに手をかけ頭をたれる高岡に対し、平然としていた後藤が印象的だった。
スコアが発表され、レフェリーが後藤の手をあげると、一瞬、目を固く閉じ、くやしそうな表情をみせた高岡だったが、すぐに笑顔で、自ら後藤のもとに歩みより、お互いの健闘をたたえるかのように抱き合った。
試合後に、後藤は勝因について、意外な理由を口にした。
「高岡蒼佑さんが、本気で僕を誘ってくださったことが、いちばんの勝因だと思います。僕との対戦について、真剣にお話しされる高岡さんの姿を目の当たりにして、生半可な気持ちでリングに上がれないな、変な試合はできないなと思って、これまでにないくらい、いろんな人のサポートのもと、必死で練習を積んできました。その結果が勝利につながったと思います。高岡さんのおかげだと思っています」
7月7日、後藤は市政挑戦について会見をおこなうという。後藤にとっての新しい挑戦は、八街の仲間たちの「これからの人生」をよくしていくものになるのだろう。
( SmartFLASH )