スポーツスポーツ

「立浪辞めろ」の大合唱続く最下位・中日、今度は大物球界OBから“主力退団”発言 相次ぐ情報流出の混乱ぶり

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.10 14:50 最終更新日:2023.09.10 14:50

「立浪辞めろ」の大合唱続く最下位・中日、今度は大物球界OBから“主力退団”発言 相次ぐ情報流出の混乱ぶり

表情を変えずに戦況を見つめる立浪和義監督

 

 9月9日の読売ジャイアンツ戦に、0対5で敗れた中日ドラゴンズは、10日にもクライマックス・シリーズ(CS)進出への可能性が完全に絶たれようとしている。

 

 まさに“終戦”寸前だ――。

 

「それだけではありません。創設87年を誇る中日のシーズン敗戦の球団記録は『83』ですが、残り試合を勝ち越さないと、それを避けることもできません。

 

 さらには、9月5日の阪神タイガース戦の7回から9日の試合終了まで、33イニング連続無得点と、まさにどん底のチーム状況です」(プロ野球担当記者)

 

 

 かつて「ミスタードラゴンズ」と呼ばれ、スター選手だった立浪和義監督(54)の就任2年めだが、昨季も今季もセ・リーグの最下位に沈んでいる。

 

 そんなチーム状況を見続けてきたファンからは怒りの声が上がっている。9日の試合終了後のX(旧Twitter)上では 《#立浪辞めろ》 のハッシュタグとともに、このような声であふれた。

 

《今のドラゴンズの借金は28 与田が退任した時は借金16 森繁和が退任した時は借金15 おかしいだろ》

 

《監督業に対して現役の頃は凄かったとか、ミスタードラゴンズだからとか変な雑念入れて評価を捻じ曲げるの辞めてほしい》

 

《ドラゴンズ、終わったかも。。いや、終わっちゃいました…》

 

 最近ではチームの勝敗だけでなく、球団内のゴタゴタもクローズアップされている状況だ。

 

 8月23日に「夕刊フジ」は、試合前の食事会場で、立浪監督が選手たちに対する白米の提供を禁じた、という内容を「令和の米騒動」という見出しとともに報じると、ネットを中心に大きな話題になった。

 

 そして、また新たな騒動が起きようとしている。

 

 西武ライオンズ前監督で、2007年から計8年間、中日のコーチも務めていた辻発彦氏(64)が、9月9日夜に自身のXで、こう投稿したのだ。

 

《2007年同期として中日に入団した福田君からの電話、今季限りでの退団の報告でした。器用じゃなかったけど誰よりも一生懸命な人間だったからこそ17年間もプレー出来たと思う。福ちゃんよく頑張りました》

 

 現在は削除されているが、この投稿で触れられているのは中日に在籍する福田永将(のぶまさ・35)のことだと思われる。

 

「福田は横浜高校からドラフト入団し、長年、中日の右の長距離砲として活躍した選手です。2017年と2019年には18本塁打を記録するなど、主力として活躍。長打不足が叫ばれる中日では貴重な存在でした」(前出・プロ野球担当記者)

 

 昨季も今季も怪我で出遅れていたが、今季は一軍昇格後の7月9日に代打本塁打を放ち、その後もコンスタントに四球での出塁を重ねていた。しかし、7月16日に二軍降格になっている。

 

「引退してもおかしくない年齢と成績ですし、シーズンも終盤に入っています。球団の退団を通告する判断には、不思議な点はありません。

 

 ただ、『令和の米騒動』など、情報流出が続いている状況を考えると、退団通告する選手ともしっかりと、発表の段取りを擦り合わせていくべきだと思いますが……。

 

 それに、成績不振の立浪監督の去就については、いっさい情報が出てこないのに、選手の“クビ切り”は淡々と進めていくんだ、とファンには思われてしまうはずです。

 

 それすら想定できないほどに、中日の球団内は混乱しているのでしょう」(同前)

 

 就任時の立浪監督は「とにかく球場へ行きたい、ドラゴンズは変わったなと言われるようなチーム作りを必ずします」と宣言していた。

 

 2年たとうとするいま、いい変化はあったのだろうか――。

( SmartFLASH )

続きを見る

今、あなたにおすすめの記事

スポーツ一覧をもっと見る