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阪神優勝目前も…Vを「アレ」呼びに「メディアが言うのは寒い」と冷めた声 大手メディアがこぞって“悪ノリ”

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.14 17:50 最終更新日:2023.09.14 17:59

阪神優勝目前も…Vを「アレ」呼びに「メディアが言うのは寒い」と冷めた声 大手メディアがこぞって“悪ノリ”

「アレ」がもともと口癖でもある岡田彰布監督

 

 阪神は9月13日、甲子園球場での巨人戦に勝利し、10連勝を飾った。14日の試合で巨人に勝利し、広島が敗れた場合はその時点で18年ぶりのリーグ優勝が決まる。

 

 阪神の快挙が近づくにつれ、メディアを賑わせている言葉がある。阪神の優勝を指す言葉、「アレ」だ。全国紙でも阪神を取り上げる際に、

 

《「A.R.E.(アレ)」期待感MAX》(「読売新聞」)

 

 

《阪神目前、躍る「アレ」 岡田監督発案、スローガン浸透》(「朝日新聞」)

 

《阪神 18年ぶりのアレ目前でも岡田節炸裂「周りが盛り上がってるだけやんか」》(「毎日新聞」)

 

 などと、記事のタイトルに「アレ」を使っている。

 

「そもそも岡田彰布監督は、オリックスの監督を務めていた2010年から、優勝のことを『アレ』と呼んでいました。さらに、2022年に阪神の監督に就任した際も、優勝のことを『アレ』と呼び続けると宣言しました。さらに、今シーズンのスローガンは『Aim』『Respect』『Empower』の頭文字を並べた『A.R.E.』です。選手やファンの間にも浸透し、優勝を『アレ』と呼ぶ文化が生まれたのです」(スポーツ紙記者)

 

 背景には、阪神のこれまでの苦い思い出もある。

 

「シーズン序盤に絶好調だったため、早々に在阪メディアが阪神優勝に言及したものの終盤に失速し、結局優勝を逃したことが過去に何度もあるんです。特に2008年は、7月9日まで2位に最大13ゲーム差をつけて首位を独走していたものの、巨人の猛追に遭い、結局10月10日に巨人が優勝を決めました。「日刊スポーツ」が9月に優勝する前提で『Vやねん!タイガース』を出版したことは、プロ野球ファンの間では今でも語り草です。

 

 苦しい経験を何度もしてきた阪神ファンにとって、優勝を『アレ』と呼ぶのはおまじないようなものなのです」(同前)

 

 とはいえ「アレ」呼びは、一球団にとってのいわば内輪ノリ。苦々しく思う野球ファンも、ネット上には多いようだ。

 

《メディアまで阪神優勝をアレって言うのめちゃくちゃ寒い》

 

《タイガースのアレって見聞きしてて寒いからやめてくれ》

 

NHKのどの記事見ても「アレ」したらって書いてあって…こういうのが気持ち悪い》

 

「確かに一部のスポーツ紙など、阪神タイガースを応援してきたメディアが使うのはわかりますが、NHKなど全国ネットのメディアでも『アレ』と呼び始めましたからね。見出しに入っていてもわかりずらいし、いわば“悪ノリ”ですよ。特に他球団のファンからすれば、冷めた気持ちになってしまうでしょう」(同前)

 

“優勝”目指して頑張れ!

( SmartFLASH )

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